ベトナム&世界の平和と安定に貢献するベトナム人民軍
70年前の12月22日、ベトナム人民軍の前身であるベトナム解放宣伝隊が創立されました。この部隊はベトナム民族の愛国心と軍事学を発揮して、民族解放・祖国防衛事業で大きな勝利を勝ち取ってきました。そして現在もなお、ベトナム人民軍は祖国の防衛、世界の平和の維持に力を尽くしています。
この70年間、ベトナム人民軍は様々な試練や困難を乗り越え、党、国家、国民の忠実な革命軍として祖国の建設防衛に励み、任務を全うし、さらに国際社会への参入を進め、国連平和維持部隊に積極的に参加しています。
独立・主権の確保をめざし、強力な軍隊づくり
この70年間、ベトナム人民軍は民族独立と社会主義のために、侵略者との戦争にあけくれ、勇敢に戦ってきました。現在、国防・安全保障、独立の確保、平和、安定の維持、祖国の建設発展に向け、現代的で精鋭な軍隊づくりは戦略的意味がある課題となっています。国防省のフン・クァン・タイン大臣は「正規かつ精鋭な革命軍の構築はいかなる状況での祖国防衛を目指す国防の強化を継続することである」と強調し、次のように語りました。
(テープ)
「独立・主権の確保と領土保全、政治システムの防衛に関する新たな要求に応え、我々は総合的な力を尽くさなければなりません。人間と強固な政治システムは軍隊づくりに決定的な役割を果たしますが、現在的な武器が欠かせません。ですから、祖国の領土保全と空域、海域の領有権を確保できるような現代的な軍隊をつくらなければなりまでん。」
地域と世界の情勢が複雑に推移している背景の中でもアジア太平洋、中でも東南アジア地域は安定な発展を遂げていますが、様々な試練や困難に直面し、国境、海、島の領有権の紛争がエスカレートしています。こうした状況を前に、ベトナム人民軍は経済社会発展を国防・安全保障、対外活動の強化と連携させ、全国民あげての国防の構築・強化に取り組み、祖国の主権の確保に力を尽くさなければならないとしています。
地域と国際社会への参入・平和の維持強化
これまで、ベトナムは世界各国と国防分野での協力を絶えず強化し、信頼にたる関係を構築しています。この2年間、ベトナムは国防に関する地域と国際フォーラムに参加している一方、国連平和維持部隊に士官を派遣しました。国防省のグエン・チ・ビン副大臣は「これは初歩的な活動ですが、世界の平和安定の維持に対するベトナムの参加の証だ」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは領土保全に尽力する一方、いかなる国にも侵害しないと主張しています。また、人道的な演習にしか参加しません。演習への参加を通じて、ベトナムは軍医、地雷・不発弾の除去、捜索救難などに大きく貢献してきたことが分かりました。ベトナムの積極的な参加は国際社会に高く評価されています。」
このように語ったビン副大臣は「国際社会への参入が進められている現在、ベトナムは対外国防活動を促進すると同時に民族独立を社会主義と連携させるという目標を堅持しており、経済社会発展を目指し、平和で安定な環境づくりに取り組んでいる」と強調しました。また、ベトナムは平和な国防政策を実施し、武力行使、または行使の脅迫をせず、国際法に従って、平和的措置で対立と紛争を解決する立場を固めています。さらに、ベトナムの党と国家は祖国の建設防衛に際し、正規でかつ精鋭な革命軍の構築を続けるとしています。