「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」という運動をこの10年間実施してきたことはベトナムの愛国心と自力の精神を発揮し、ベトナム人の消費文化づくりに貢献してきました。また、この運動はベトナムの生産業者に原動力をつけるものとなっています。

この運動が実施されてから10年経過した現在、ベトナム製品は国内のスーパーマーケットで販売されている製品のおよそ90％を占めるようになっています。また、普通の市場でその数は60％に達しています。

ベトナム紡績縫製グループのレ・ティン・チュオン会長は「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」運動を実施いらいこの10年、同グループは国内市場の拡大に関心を寄せています。今後、ベトナム製品は品質の改善に力を入れると明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「この運動を実施してから、紡績・縫製部門は3つの教訓を得ました。これらの人材育成に力を入れること、自らの市場を選択すること、競争力を高めることです。今後、消費者が選ばれるように、私達は製品の品質を改善しなければなりません」

先ごろ、ハノイで、「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」運動のこの10年間の実施状況を総括する会議が行われました。会議で、政治局のチャン・コク・ブオン( Tran Quoc Vuong) 委員は次のように語りました。

（テープ）

「国内消費者がベトナム製品を愛用するためには、各企業と生産業者は科学技術を積極的に導入し、生産経営活動においてベトナム人の志や創造性を引き起こし、ベトナム製品の商標作りに取り組む必要があります。また、ベトナム製品の安全性を確保し、競争力があり、かつ、手ごろな値段で売らなければなりません。」

「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」運動が今後、新しい段階に入ります。これから、ベトナム製品がベトナム消費者の心をとらえるため、製品の競争力の向上に取り組むということです。