4月20日の「ベトナム商標の日」11周年を記念して、先ごろ、ベトナム国家商標週間というイベントが開催されました。また、これは国家商標づくりプログラムが開始されてから16周年を記念するものでもあります。

ベトナム企業、国家商標作りに努力

2008年は、「国家商標賞」を授与された企業はわずか30社でしたが、2018年はおよそ100社にのぼっています。オープンな経済政策が実施されてきたお陰で、国際市場への参入が推進され、輸出の伸び率は年平均15%ないし16%に達しています。こうした成果の背景には国内外の市場で評判が高い商標輸出企業の貢献があります。チャンフ電気機械株式会社は「国家商標づくりは国のそれぞれの発展段階に緊密に結び付くものである」ことをよく認識しています。第4次産業革命が進められている中で、同社は各国の先進的な技術を導入し、生産活動に適用した上で、毎年、使用技術を更新しています。同社のド・ティ・トゥ・チャ副社長は次のように明らかにしました。

（テープ）

「この35年間、様々な試練や困難を乗り越え、創意工夫を凝らしてきました。また、先進的な科学技術の導入を進め、安全で、高品質な製品の生産に尽力しています。さらに、顧客サービスを常に充実させています。」

力強く、持続可能な国家商標をつくる

先ごろ、Brand Finance Groupが発表した2018年における世界トップ100ブランドランキングで、ベトナムは2ランクアップして、43位となりました。また、「ベトナム」の金銭的価値は2350億ドルに相当し、強いブランドに入っています。これは国家商標づくりプログラムと経済成長の推進に向けての政府の努力による成果であるとしています。今後、ベトナム国家商標の地位を向上させ、国際市場でのピーアールを進めるため、商工省は「新たな段階におけるベトナム国家商標づくり」プログラムと「国家商標づくり」プログラムの管理と実施規則を作成し、政府に提出します。商工省・貿易振興局のブ・バ・フ局長は「「新たな段階におけるベトナム国家商標づくり」プログラムは企業の商標づくりを文化・観光のピーアール、及び投資誘致活動と結び付けると明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「今後、商工省は『ベトナム国家商標づくり』プログラムを刷新するとともに企業、国家管理機関、社会共同体に商標の役割への認識を向上させるため、宣伝活動の推進を目指す具体的な行動をとる方針です。また、「ベトナム国家商標」のイメージをピーアールする一方、企業に対し、国内外の市場で自らの製品広告を支援します。」

今後、商工省は外交、観光など、関係各機関と協力して、国内外の市場で「ベトナム国家商標」のピーアールを強化する計画があります。