既にお伝えしましたように、4日、ハノイで、第12期ベトナム共産党中央委員会第3回総会が開幕しました。開幕式で演説を行ったグエン・フー・チョン書記長は、今回の総会は党と国の重要事項を討議・決定するため、重要な意義を持っていると強調しました。
チョン書記長によりますと、4日から8日の第3回総会では、党中央委員会、政治局、書記局、中央検査委員会の運営規制、党規約の履行に関する規定、党の検査、監視、処罰に関する規定、国家機関の高級人事の推薦などが討議されるとしています。
グエン・フー・チョン共産党書記長
党の運営改善
党の中央執行委員会、政治局、書記局、中央検査委員会の運営規制について、チョン書記長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「これは党規約の具体化です。この規制は、党の各機関や部門の機能・任務・責任・権限・活動方式などを具体的に規定するものですが、党の運営と活動に関する原則を守らなければなりません。また、党中央執行委員会、政治局、書記局、中央検査委員会の活動において民主性を発揮し、規則を厳守するためには、今までの各期の党中央委員会の運営規制、第12回党大会の決議、党規約に基づいて、党中央執行委員会、政治局、書記局、検査中央委員会の運営規制を現実に沿って具体的に規定するのが重要です。」
このように語ったチョン書記長はまた、党中央執行委員会、政治局、書記局、中央検査委員会の運営規制は、集団的指導制度の維持、個人的責任の強化、指導の効果向上を図らなければならないと要請しました。
党規約の厳守
党規約の履行、及び、党内の検査・監査活動について、チョン書記長は、政治局は関連各機関に対し、第11期党規約の履行に関する報告に基づいて関連報告を準備し、今回の総会に提出することを求めたと明らかにしました。チョン書記長は、党中央委員会の各委員に対し、この議題について次のような内容を明らかにするよう求めました。
(テープ)
「これらは、検査の対象・内容、規律処分における支部の権限、支部の定期的会議、準党員に関する規定、異議申立に関する規定、党内の顕彰、各レベルの検査委員会の任務、規律処分を受けた党員による異議申立などの内容です。」
国家機関の高級人事の推薦について、チョン書記長は、前回の総会で行われた推選投票で高い獲得率を得た国家主席、政府首相、国会議長、及び、ほかの34のポストについて、今回の総会は投票を行わないと明らかにしました。推選投票を行わないまたは人事が変わった残り13のポストについて、今回の総会で投票を行うと述べました。