開幕式の様子（写真：baochinhphu.vn）

 「文化観光」をテーマとする今年の見本市のハイライトは、ベトナムの伝統的かつ現代的な文化観光を世界に紹介するとともに、観光業者に対して、伝統文化と価値あるユニークな文化遺産を活用し、新しい観光商品づくりを精力的に行うよう促すものです。 ベトナム観光連合会のブ・テー・ビン会長は次のように語りました。

（テープ） 

「ベトナム国際観光見本市2023のテーマを「文化観光」にしたことは文化を経済の柱の一つとして位置付けている政府の政策を実施する活動の一環です。これから、観光は文化産業の一部として推進されます。見本市に参加した企業は最初の文化観光商品を紹介しています。特に、見本市では文化観光に関するフォーラムが行われます。このフォーラムではベトナムにおける文化観光とは何か、その文化観光を開発するようにどうすればいいかということが討議されます。今後、文化観光が優先的に開発されることを確信しています」

16日までのこの見本市には、国内の50の省や市のほか、世界15か国・地域から2500社余りの企業が参加し、およそ450の展示ブースが設けられ、1万以上の観光商品が紹介されています。観光総局のファム・バン・トゥイ副局長は次のように語りました。 

（テープ）

 「この見本市は観光客にベトナムの文化遺産を紹介する絶好の機会です。これを通じて、伝統文化と価値あるユニークな文化遺産に基づいた、新しい観光商品を開発し、国内外の人々にベトナムの文化を幅広く紹介することができると思います」

この見本市はベトナムの54民族の文化、風俗習慣、日常生活などを紹介し、これを通じて、多くの人々の注目を集めると期待されています。