ベトナム政府、2016年の目標達成に尽力する

ベトナムは今年のGDP国内総生産伸び率を6.3%から6.5%に達するように取り組んでいます。この目標達成のために、第4四半期のGDPの伸び率は少なくとも7.1%から7.3%に達させる必要があるとされています。これは、容易なことではありませんが、幾つかの省庁の指導者は、目標を達成するために全力を尽くして努力してゆくと明らかにしました。


ベトナム政府、2016年の目標達成に尽力する - ảnh 1
(写真:TTXVN)

政府の11月の月例会議で、グェン・スアン・フック首相は政府閣僚、各省庁や地方に対し、2016年の目標と任務を達成するために、具体的な任務や方策を提示し、困難の解決、生産経営発展の推進を集中的に行うよう要請しました。


ベトナム政府、2016年の目標達成に尽力する - ảnh 2
(写真:TTXVN)

生産経営の推進、インフレ抑制を集中的に行う

各省庁は、生産経営の推進を集中的に行っています。これに基づき、各省庁、地方は、12月中に、各企業が直面している困難を解決し、輸出活動を推進することになります。政府官房のマイ・テェン・ズン長官は次のように明らかにしました。

(テープ)

「12月は、旧正月テトに近い月です。それに、CPI消費者物価数の余地が多くないので、各省庁や部門は引き続き状況を見極めた上で、緊密に連携して、マクロ経済安定の維持を慎重に指導し、インフレ率を5%以下に抑制する必要があります。また、ふさわしい方策をとることや物価安定化プログラムを実現するために、旧正月テトを控えて、物価の変動や必需品のニーズを見極めなければなりません。国家銀行は、金の価格と為替相場を安定化させることになります。」

また、12月中にも、公的債務は引き続き処理されます。これに基づき、財政省は公的総債務残高を具体的に確定すると同時に、国家予算、公的債務の再構築に関する政治局の決議を遂行するために、具体的な計画や段取りを立案し、12月中に首相に報告することになります。

不良債権について、国家銀行は、不良債権処理に関する法的枠組みを完成させることになります。

国家予算歳入、貸出増加を加速させる

財務省のフィン・クアン・ハイ次官は、「政府の11月の月例会議で財政省が発表した最新情報によりますと、11月の国家予算歳入は計画の89.8%に達し、昨年同期と比べ6.3%増だった。この増加分は地方政府の歳入によるもので、中央政府の歳入は原油価格引き下げにより減少したということである」と明らかにしました。 加えて12月の任務を果たすために、次のように明らかにしました。

(テープ)

「財務省は、各省庁や地方と緊密に連携して、引き続き困難を解決すると同時に、生産を促します。また、不正取引の防止、密売防止、偽造品取引防止への検査を強化します。そして、国会が定めた任務を遂行することになります。さらに、財務省は、引き続き常時支出の節約を徹底するとしています。」

一方、国家銀行のダオ・ミン・トウ副総裁は、「現在の貸出の増加が14%を超えたことは経済成長、インフレ抑制の要求に応えるものである。今年12月中に、国家銀行は、年初からの計画通りに貸出の増加率を確保するために、具体的な方策をとってきた」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「複数年の通例に基づき、年末になると貸し出しの増加が激化します。貸し出しの増加率を14%から18%に引き上げることは可能だと思います。国家銀行は、自然災害の克服、環境保全などの分野を優先課題として、貸出を行います。」

今年のGDP伸び率を6.3%ないし6.5%にするという目標の達成は容易ではありませんが、各省庁、部門、地方の努力により、ベトナムは最高の結果でその目標を達成できるはずです。

             

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