(VOVWORLD) - ラオスのブンニャン・ウォーラチット人民革命党書記長兼国家主席と、カンボジアのシアモニ国王の招きに応え、グエン・フ・チョン党書記長・国家主席はラオス公式友好訪問とカンボジア国賓訪問を行なっています。
3カ国の文芸公演 |
これらの訪問はベトナムと近隣2カ国との政治的信頼と全面的な協力関係の強化に貢献するとしています。
チョン氏は国家主席としてラオスとカンボジア訪問を行なうのは今回が初めてです。これはラオスの刷新と防衛、建設事業に対するベトナムの党、国家、国民の支持、及びカンボジアとの団結とあらゆる分野での協力の強化を目指すものです。
ベトナム・ラオス、終始一貫した友好関係
チョン党書記長・国家主席によるラオス訪問はそれぞれの党大会決議の実施が推進されている中で行われるものです。訪問期間中、両指導者は独立、自主、自力の精神を発揮し、互恵を基礎に、それぞれの強みと潜在力を活用して、互いに優遇政策を適用した上で、全面的な協力関係を強化することで一致しました。また、地域と国際情勢が複雑に推移している背景の中で両国は緊密に連携して、情報交換を適宜に行うとともに、国際場裏で互いに支持する必要があるとしています。ラオスのブンニャン書記長兼国家主席は次のように語りました。
(テープ)
「ラオスの党、国家、国民を代表して、かつてのラオスの民族解放事業と今日の建設防衛事業を大きく支援してきたベトナムの党、国家、国民に感謝申し上げます。今後も、私たちはベトナムの友人と協力し、長年にわたり結ばれている両国の特別な団結と全面的な協力の強化に尽力していきます。」
この機に、チョン党書記長・国家主席とブンニャン党書記長兼国家主席は多くの分野に関する両国の各省庁の協力合意書9件の調印式に立ち会いました。
ベトナム・カンボジアの全面的な協力を推進
25日と26日、チョン党書記長・国家主席は2日間の日程でカンボジア訪問を行なっています。チョン党書記長・国家主席はシアモニ国王と会談したほか、ノロドム・モニーク・シアヌーク皇太后や仏教法王のTep Vong大僧正らと会見しました。また、チョン氏はフンセン首相、ヘン・サムリン国会議長、サイ・チュム上院議長とも会合を行います。カンボジア国際関係学院のKin Phea院長は「これは両国の友好関係を強化、発展させるための重要な訪問である」と強調し、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムとカンボジアの関係は歴史、政治、文化、地理的位置など4つの柱により支えられています。国際情勢が変化しても、両国は善隣友好関係の発展を優先させ、互いに支持・支援する必要があります。チョン党書記長・国家主席によるカンボジア訪問は良好に発展している両国の友好関係の証となると思います。この訪問にあたり、政治、経済、文化をはじめ、あらゆる分野における両国関係がさらに強化されると信じています。」
ベトナムはラオスとカンボジアとの関係の強化を対外政策の優先課題の1つと見なしています。今回のチョン党書記長・国家主席の訪問はベトナムと2カ国との伝統的関係を深化させると期待されています。