(VOVWORLD) - ベトナム民族の偉大な指導者であるホーチミン主席生誕130周年にあたり、先ごろ、文学芸術中央理論評議会の議長を務めるVOV=ベトナムの声放送局の総裁であるグエン・テ・キ准教授は「ホーチミン主席、革命・文化のインスピレーションの源泉」と題する記事を執筆しました。
ホーチミン主席はベトナム民族解放の英雄であり、ベトナム、ひいては世界の傑出した文化人でもあります。ホーチミン主席は民族文化をはじめ、東洋と西洋の文化に明るく、文化の精華を最大限に発揮してきました。ホーチミン主席は民族・階級・人間解放闘争の限りないインスピレーションの源泉であり、作家、詩人、記者、芸術家の創作の題材となっています。
革命事業と民族・階級・人間解放事業のインスピレーションの源泉
グエン・テ・キ准教授は記事の中で、「ホーチミン主席の大団結、仁愛、寛容、人文に関する思想は各国、民族、階級、宗教により顕彰されています。キューバの故フィデル・カストロ国家評議会議長は「ホーチミンは栄光ある名前である。ホー主席は革命活動家らのお手本であり、ベトナムだけでなく、各国でも敬愛・感嘆されている」と賞賛しました。一方、アルジェリアのブーテフリカ元大統領はオーチミン主席は「平和、公平、自由、進歩、繁栄の世界のために闘っている各民族の希望であり、道を照らす松明でもある」と強調しました。インドのベンカタラマン元大統領は「ホーチミン主席は代表的な民族解放事業の革命活動家で、自国の国民を指導し、帝国主義者の支配から解放するだけでなく、国際主義の精神を掲げ、諸国家,諸民族の独立、自由、共存共栄と国際社会の発展にも尽力してきた。ホーチミン主席はあらゆる時代にも世界の平和愛好者の原動力であり、渇望を与える人物でもある」との見解を示しました。また、カンボジアのシアヌーク国王は「ホーチミン主席はインドシナをはじめ、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国の歴史に名を残し、民族の独立を勝ち取るための闘争の象徴となっている」と強調しました。他方、UNESCO=国連教育科学文化機関アジア太平洋事務所のModagatAhmed所長は「生きている間に、伝説になる人物はごく少ないが、ホーチミン主席はその中の一人」と明らかにしました。
作家、詩人、記者、芸術家の創作の題材
ディエンビエンフー作戦は勝利を収めた後、イギリス人の作曲家は『ホーチミンのバラード』という歌を作曲しました。この歌は複数の言語に翻訳され、各国の人々に愛されています。また、ホーチミン主席が創作した「獄中日記」というタイトルの詩集は35の言語に翻訳され、何度も再版されました。キューバの詩人リタ・ロドリゲスさんは「ホーチミン主席は作品の中でベトナム、アルジェリア、チュニジア、コンゴ、アンティル諸島、ひいてはアメリカ南部の農民を常に擁護している」との見解を示しました。彼は「ホーチミン、詩のインスピレーションの源泉」と「首都ハノイ、ほーおじさんを懐かしく思う」をはじめ、複数の詩を創作しました。1945年以来、ベトナムでホーチミンとホーチミン主席の報道作品などを題材にした文学、詩、報道、劇、美術、撮影、舞踊、建築、民間芸能、映画などに関する数十万点の作品が創作されました。
グエン・テ・キVOV総裁で准教授によりますと、ホーチミン主席は各国の人々に困難を乗り越え、民族を解放し、自由、民主、公平、幸福の社会に到達するため、闘って行くよう信頼を与え、鼓舞する原動力となっています。