ホーチミン市 新型コロナ予防対策をめざして

(VOVWORLD) - 現在、ホーチミン市は、「感染地図にある安全な地区の拡大」というスローガンを掲げており、市民全員の支持を呼び掛けています。
ホーチミン市 新型コロナ予防対策をめざして - ảnh 1社会的隔離措置を適用しているホーチミン市の道路

既に何度もお伝えしていますが、ホーチミン市は、市内で新型コロナウイルス感染症の市中感染が急拡大していることを受け、7月9日午前0時より市内全域に最も規制が厳しい首相指示第16号に沿った社会的隔離措置を適用しています。新型コロナ予防対策の効果を高めるために、同市はこの措置を厳格に実施するとともに、スクリーニングテストの強化や感染ルートの追跡の促進などの措置もとっています。

ホーチミン市は、感染者の早期発見を最優先課題と見なしており、新型コロナウイルス検査調整センターを設立することにしました。このセンターは、サンプルを採取して各検査室に送ることや、関連データのインポートなどに当たります。これは、検査結果が出るまでの時間を短縮するとともに、各検査室が使用している検査用のソフトウェアの非交換性という問題を解決することに役立つとされています。

ホーチミン市保健局のグエン・ヒュー・フン副局長は、感染者を早期に発見するために、スクリーニングテストを強化しているものの、感染リスクが高い地区を優先させていると述べ、次のように語りました。

(テープ)

「各世帯を対象とするスクリーニングテストをする前に、その世帯のリスクを評価しなければなりません。多ければ多いほどのスクリーニングテストをするわけではありません。私たちは感染状況をよく調査した上で、サンプルを採取してゆく方針です。」

15日間にわたる社会的隔離措置は感染拡大に歯止めをかけると期待されています。そのため、ホーチミン市保健局は、1万5千人を動員して2500のサンプル採取グループを設立したほか、ウイルス検査能力を1日に130万件に高めました。これは、感染者を早期に発見してコミュニティから隔離させ、リスクの高い地区の減少と安全な地区の増加を目指しています。第1児童病院の医師チュオン・ヒュー・カインさんは次のように語りました。

(テープ)

「サンプルを採取した直後、検査を行い、6時間以内に結果を出すようにしています。コミュニティに残された感染者全員を発見しなければなりません。」

現在、ホーチミン市は、「感染地図にある安全な地区の拡大」というスローガンを掲げており、市民全員の支持を呼び掛けています。

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