「ラジオそれはあなた」


「ラジオそれはあなた」 - ảnh 1
生中継放送をしているVOV5の英語課スタッフ

SNS=ソーシャルネットワークサービスの急速な発展を前に、人類の最も長い歴史をもつ報道手段であるラジオ放送が生き残るために、多くの壁が立ちはだかっています。2月13日の“世界ラジオの日”は「ラジオそれはあなた」をテーマにしています。今日のこの時間はベトナムの声放送局のブー・ハイ副総裁の記事をお伝えします。

現在、ラジオ放送だけでなく、テレビ放送、印刷新聞、電子新聞はSNSと激しく競い合っています。世界で、インターネットを利用している人の数は世界総人口の3分の1にあたるおよそ23億人にのぼっています。その中のおよそ13億人がスマートフォンを通じて、SNSに接続しています。そして、世界で、およそ100ものSNSが運営されています。1997年に開始されたSixDegrees.comは始めてのSNSですが、2001年に閉鎖しました。その後、Wordpress, MySpace,Facebook, WhatsApp, Twitter, Weiboなど多くのSNSが生まれています。その中で、利用者およそ16億人にのぼるFacebookは最も大きなSNSです。SNSを通じて、情報が簡単に交換できることから、利用者が急速に増えており、世界で最も大規模なマルチメディアとなってきました。 ベトナムで初めてインターネット通信が可能となった1997年11月19日からのこの20年、インターネットの利用者は4千万人に達しました。Facebookの利用者も2千万人にのぼっています。

現在、人々の情報へのアプローチ方法が変わっていることから、報道活動を行う方法も変化を迫られています。報道機関は情報を独占的に供給するものではなくなりました。SNSは報道内容のテーマ、情報源、参考資料、効果的な広告チャンネルとなってきました。一般の人々それぞれが記者であり、編集者であり、批評者、出版社、発行者でもあります。報道機関は情報へのアプローチ方法、情報伝達に刷新を行わなければ、現在の情勢の中で生き残るために多くの試練に直面することでしょう。

ラジオ放送においても、現在、リスナーである聴取者は放送を聴くだけでなく、同行者でもあります。聴取者は単にラジオを聴くだけでなく、番組制作に参加したり、放送局の戦略や方針の作成に意見を寄せたりすることができます。ラジオ放送に携わっている人々は人々との関係を身近にするために何をすべきかかということを考えなければなりません。ラジオの発展過程の中で、ラジオ放送は浮き沈みを経てきましたが、現代社会において、常に重要な役割を担っています。ラジオ放送はダイナミックで、身近な報道手段の一つとなっています。

SNSを主体的に受け止め、SNSがもたらすメリットを活用しているラジオ放送の記者は様々な形で、聴取者に情報を伝え、記者としての社会的責任を示しています。聴取者が言うことを耳に傾けた上で、ラジオ放送は様々な意見を伝え、人々が日常生活の中で直面している問題の解決に役立ちます。そばにラジオが一台があれば、あなたは孤独ではありません。あなたのそばにいつも友だちがいます。その時、「ラジオそれはあなた」

ご感想

他の情報