数日前、いくつかの敵対勢力はベトナムの疫病予防対策活動に触れ、「人権を新型コロナとの闘いの中心に置く必要がある」という論調を繰り返しました。しかし、現状はその論調の敵意を鮮明にしています。

新型コロナとの激しい戦い

グテーレス国連事務総長が「第2次世界大戦以降で最も困難な危機」として指摘した今回のパンデミックが広がる中、すべての国は新しい規定・法律を定めざるを得ませんでした。中でも、集中隔離や、社会的距離の確保、違反者への厳罰などの措置があります。

ベトナム在留外国人からありがたいメッセージ（写真：Hanoi massive community）

 ロシアや、ハンガリー、オーストラリア、アイルランドなどの国々は、違反行為への取り締りを強化しています。特に、アメリカ政府は違反者に対し投獄も辞さない姿勢を示しています。これらの断固たる措置が人間を保護するためのものであり、効果をあげていることは事実です。ベトナムも例外ではありません。

国民の生命は最高価値である

党と政府は常に、国民の生命保護を人権の最高価値とみなしており、それを目指し、様々な措置をとってきました。最高指導者をはじめ、政治システム全体は国民の生命・健康を守るために経済利益を犠牲にするという方針に沿って行動しています。また、「誰一人取り残さない」という精神で、外国人を含め感染者の治療に全力をあげて取り組んでいます。

病院の隔離地区（写真：SKĐS）

ベトナムが無料で感染者を治療し、食料を十分に提供することは国際社会から好評を得ています。そして、その好評はベトナムの人道的政策の価値を示す証とみられています。また、疫病予防対策が初期段階で効果をあげてから、政府は国民の生活安定化を目指し、疫病収束後の経済回復に配慮し始めました。

同時に、社会の安全保障プログラムを行っています。このプログラムは、貧困者の支援や、企業の困難解決、銀行金利の0％への削減、税減免、債務返済猶予などの措置が含まれています。