(VOVWORLD) -去る8月11日、2021年~2026年任期のベトナム政府は、初の会議を開きました。会議で発言にたったファム・ミン・チン首相は、人民に奉仕する政府の構築に向けた決意を強調しました。
(写真:TTXVN) |
2021年~2026年任期の政府は、国内と世界におけるチャンスが試練とともにやっている背景、特に新型コロナウイルス感染症が複雑に推移しているの中で、発足されました。こうした状況の中で、政府は、あらゆる努力を結集し、優先課題の遂行を推進しています。
戦略的な優先課題を迅速に確定する
グエン・スアン・フック国家主席が第15期政府のメンバーに任命決定書を手渡した2日後の7月30日に、チン首相は、新型コロナウイルス対策を討議する政府と各地方によるオンライン会合を主宰しました。会合の後、政府は、疫病対策に関する決議86号/NQ-CPを発布しました。この決議は、各省庁や部門、地方が疫病対策を主体的にとることに便宜を図っています。また、この決議は、「ワクチン接種は、ベトナムにおける新型コロナウイルス感染症を歯止めするための重要なカギである」と強調しています。
続いて、チン首相は、社会的距離措置をとっている各省、市の指導者と会合を行い、疫病対策について討議し、「全国が団結し、力を合わせ、心を一つにして、新型コロナウイルス感染症の予防対策を強化し、疫病との闘いに勝つ」という特別な競争運動を発動しました。新型コロナの負担軽減策として、チン首相は 4回目の電気料金値下げに同意しました。
政府は、2021年分の国家準備予算から5兆1000億ドン(約244億円)を疫病対策向けの医療設備、化学物質などの購入に追加することを決定しました。同時に、政府は、疫病の影響で困難な状態にある人々や企業への支援政策を立てています。
社会安全保障の専門家であるマク・バン・ティエンさんは次のように語りました。
(テープ)
「 政府が疫病対策作業に金額を追加したことは、適宜かつ必要なことです。これは、突然発生した問題の解決に貢献するからです。」
試練を乗り越える
感染力の強いデルタ型変異株による感染拡大は、国民健康の保護と経済発展の促進に阻止しています。疫病を抑制すると同時に、経済回復のチャンスを掴むことは簡単なことではありません。インフラ整備や、体制改革の促進、質の高い人材の育成などの戦略的な優先課題の推進にあらゆるリソースを活用することは、第15期政府にとって大きな試練の存在であると見なされています。
2021年~2026年任期のベトナム政府の初の会議で発言にたったチン首相は、次のように語りました。
(テープ)
「政府は、第13回党大会決議、第15期国会、及び、第15期政府の決議を履行するために、行動計画を具体化させてゆきます。第15期政府は、人民に奉仕する政府を構築する決意です。」
政府は、疫病に対応する傍ら、生産活動の維持、回復、発展に向けて企業に有利な条件を作り出しています。
第15期政府は戦略的な優先課題を確定することや人民のために行動することで、かつてない試練を乗り越えられるはずです。