ベトナムが人権に関する多大な成果を収めてきた
67年前の1948年12月10日に、フランスの首都パリで、世界人権宣言は、第3回国連総会で採択されました。これは、すべての人民とすべての国が達成すべき基本的人権についての宣言となっています。
ベトナムでは、過去70年間の国の樹立以来、人権に関する多大な成果を収めてきました。人権に関する全ての問題は法律に盛り込まれています。
何人も幸福追求権を持つ
ベトナムの国が独立を勝ち取った直後、ホーチミン主席は外国の新聞記者のインタビューに答えた際「私がたった一の夢を抱いている。それは、国が独立し、人民が自由になり、同胞の誰もがご飯を食べ、衣服を持ち、誰もが通学できるためにはどうすれば良いのかということである」と述べました。食事、衣服、通学は独立を勝ち取ったばかりの国家に住む国民の幸福を確保する最低条件であると見られています。
ホーチミン国家政治学院院長のタ・ゴック・タン博士は次のように語りました。
(テープ)
「私たちの祖先代々は国の平和を勝ち取るために、身を捧げてきました。生前、ホーチミン主席は『国が独立・自由を持っても、人民が幸福になれなければ、その独立・自由は役に立たない』と言っていました。ホーチミン主席の願いを遂行するために、我々は試練や困難を乗り越え、素敵な暮らしをもたらさなければなりません。」
人権に関する法律の完備
過去70年間、ベトナムは人権分野に関する多くの成果を収めました。中でも、人権と国民の権利に関する全ての問題は法律に盛り込まれています。特に、ベトナムの2013年憲法は人権及び国民の基本的な権利と義務を定める36の条を制定しました。ベトナム社会科学アカデミーのボ・カイン・ビン教授は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムの憲法は突破口を持っています。ベトナムは人権と国民権利保護に関する内容を中心にして、法整備を行っています。ベトナムにおける法律の作成と遂行過程は、国際法に従って実現されています。ベトナムは9つの国際人権規約の内の7つの規約に参加しています。これは、法律分野の成果です。」
2009年以来、ベトナム国会は、人権保護に関する25件の重要な法律を発効させました。その他、ベトナム政府は経済社会発展に関する41件の戦略と国家プログラムを批准、実施してきました。民族委員会のファン・バン・フン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムの法律は、少数民族の権利を十分に反映しています。ベトナムは貧困解消政策を成功させてきました。教育面では、前より少数民族居住地における小学教育の普及が実施されるようになりました。」
人権のミレニアム目標の達成
ベトナムは人権に関する国連のミレニアム目標を早期に達成した国の一つです。ホーチミン国家政治学院・人権研究院のダン・ズン・チ博士は次のように語りました。
(テープ)
「新しい段階における、ベトナムは人権に関する国民の認識向上を高める必要があります。まず、国家機関の幹部、職員は人権について深く理解しなければなりません。立法機関は人権保護の遂行に向けた任務を十分に果たす必要もあります。」
ベトナムは、2020年までの司法改革戦略を発効、実施しています。これは、人権の保護に向けた法的基礎を作り出しており、国民の自由、平等、幸福を確保しています。