(VOVWORLD) - 1947年、ホーチミン主席は7月27日を「全国傷病軍人の日」と定めましたが、1955年に「傷病軍人・戦没者の日」に改め、全党、全軍、全国民に祖国の独立、自由、統一のために、犠牲を払った戦没者、英雄、傷病軍人などの革命功労者の功労を思い出す日となっています。
これまで、各省庁、機関、社会団体などは傷病軍人・戦没者の遺族の恩に報いる諸活動に深い関心を寄せ、精力的に行なってきました。
今年の「傷病軍人・戦没者の日」にあたり、国内外に住んでいるベトナム人数万人が国内各地に点在している烈士墓地を参拝し、線香を手向けました。ラオス在住ベトナム人協会元会長のホアン・ジエウさんは「帰国する度に、ラオス在住ベトナム人代表団はゲアン省のホーチミン主席にちなんだキムリエン遺跡地区やチュオンボン歴史遺跡区、ドンロック三叉路を訪れ、祖国のために犠牲となった英雄、烈士に線香を手向ける」と明らかにしました。ジエウさんの話です。
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「これは戦没者を追悼するよい機会です。また、祖国の歴史を振り返り、民族の独立のために犠牲となった英雄、烈士の恩を思い出すことでもあります。我々はベトナムとラオスの解放事業に身を捧げた先輩の恩に報いるため、ラオスでの労働、学習に頑張りたいと思います。」
毎年、7月になると、国内各地で烈士の墓の参拝をはじめ、革命功労者の訪問や、プレゼントの贈呈など、「傷病軍人・戦没者の日を記念する様々な活動が行われます。今年、ダナン市の革命功労者およそ3万人は国家主席からプレゼントを受けました。同市労働傷病軍人社会事業局のタイ・ディン・ホアン副局長は次のように語りました。
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「毎年、『傷病軍人・戦没者の日』にあたり、当事業局は各省庁、部門と協力し、革命功労者にプレゼントを渡します。一方、困難な状況にある功労者の家族に補助金を提供しています。」
「傷病軍人・戦没者の日」を記念して、北部ハイフオン市の復員軍人協会は貧困な状況にある会員に5軒のチャリティハウスを贈呈しました。また、困難を抱えている傷病軍人、戦没者の遺族などに120人分のプレゼントをしました。同協会のリュ・スアン・カイ会長は次のように明らかにしました。
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「会員らに対し、『きれいな葉が破れた葉を包む』という精神で、互いに支援しあうよう呼びかけています。2人の子供とも枯葉剤による被害を受けた復員軍人の元を訪れ、心を強く動かされました。チャリティハウスを建設するため、力を尽くしてきましたよ。」
この間、国内各地で行なわれている「傷病軍人・戦没者の日」を記念する諸活動は祖国の独立、自由のために犠牲になった英雄、烈士を追悼するためであると同時に人民各層に愛国心を教育し、「恩に報いる」運動に対する責任感を芽生えさせる狙いがあります。