14日午前、ハノイで、第11期共産党中央委員会第13回総会が開幕しました。開会式で、グエン・フー・チョン共産党書記長は、今回の総会で討議される主要議題を明らかにし、総会に出席した代表者に対し、責任感を持って総会の議事日程を成功させるよう呼びかけました。
今回の総会では第12回党大会の報告議案に寄せられた各レベルの党委員会大会、国会議員、祖国戦線、大衆団体、幹部、党員、人民各層の意見や提案が集約された他、党建設に関する第4回総会決議の実施状況の総括報告、第12期党中央委員会、政治局、書記局、検査委員会の人事、第12回党大会の議事日程、選挙体制などについて討議が行なわれます。
第12回党大会文書案を
開会式の演説で、チョン書記長は2015年11月6日現在、党中央委員会に所属する全国68の党委員会は、来年の第12回全国党大会に提出される文書案に対して各レベルの党総会で寄せられた意見をまとめたと明らかにしました。また、ベトナム祖国戦線をはじめ、社会団体や各部門は、党大会の文書案に対する国内外の国民の意見をまとめた数百件の報告書を党中央委員会に送ったと述べました。また、先の第10回国会会議は、第12回党大会の文書案についても議論しました。チョン書記長は次のように述べました。
(テープ)
「党中央委員会の担当機関は、党大会の議案に対する意見を集計し、1547ページの報告書を作成しました。そのほとんどは党・国家・国民に対する責任感を示す率直な意見です。文書案への意見を集約することは党と社会の民主精神を示し、国の建設防衛政策・路線の構築に全党・全国民・全軍の知恵を発揮できると評されています。」
チョン書記長は、今回の総会に出席した代表者に対し、これらの意見に基づいて詳しく協議し、具体的な見解を出すよう呼びかけました。
党建設に関する第4回総会決議の実施状況を総括
演説で、チョン書記長は、全国の各レベルの党委員会は党建設に関する第4回総会決議の実施状況を詳細に総括したと明らかにしました。今回の総会では、これらの総括報告に基づき、「党建設において達成したこととまだできていないことを指摘し、教訓を引き出す必要がある」と述べました。また、チョン書記長は、これから党建設に関する第4回総会決議の実施をさらに進めるための方針や対策について総会の出席者に意見を求めました。
人事課題を解決
第12回党大会の人事課題について、チョン書記長は、10月に行われた第12回党総会直後、人事小委員会は、次回の党中央委員会の人事の紹介に関する投票の結果をまとめたうえで、政治局と党中央委員会の人事に必要な条件や基準を研究・検討したと明らかにしました。今回の総会では、政治局は次回の党中央執行委員会、政治局、書記局、党中央検査委員会の人事の準備作業について報告します。これに基づき、第11期党中央委員会は、第12期党政治局、書記局、党中央検査委員会の人事、及び、党書記長、国家主席、国会議長、首相といった4つよん役を推薦します。これについてチョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「これは非常に重要な課題です。党中央委員会に対し、力と知恵を集めて、人事課題に関する政治局の報告及び関連資料を詳しく研究したうえで、協議を重ね、人事課題について統一性を達成するようお願いいたします。これは、党中央委員会が人事を決定する基礎です。」
また、チョン書記長は、来年に予定されている第12回党大会の協議規則と投票規則に関する議論内容を明らかにしました。