(VOVWORLD) - 2019年9月30日、グエン・フ・チョン党書記長・国家主席が、党と国家の人事業務における権力抑制に関する決定205号に署名しました。この決定は、人事業務において権力を抑制するための措置や対策などを規定し、党建設に関する決議を具体化させるものです。
党中央委員会の総会 |
幹部・管理職をはじめとする党員・公務員は国の建設・防衛事業において重要な役割を果たしていますので、能力の面でも道徳の面でも厳しい要求に応えなければなりません。また、それぞれのポストに適材適所の人材を選ぶことは国家の順調な運営になります。そのため、党と国家の人事業務は非常に重要です。人事業務における権力の抑制は、人事業務における不正行為と、権力の乱用への防止対策につながるとみられています。
国家権力の抑制 重要な役割
国家権力の抑制は政治体制や社会構造を問わず、どこの国であっても重要です。権力の乱用は、国家運営を脅かす深刻な問題なのです。そのため、歴史から見ると、国家権力を上手く抑制しなかった国は、法支配という原則を守らず、社会の混乱に陥ったという例は少なくありません。
現在の世界では、そういう現状は変わりません。国家権力の抑制を上手く行っている国は安定的かつ持続的に発展しています。そのため、ベトナム共産党が人事業務における権力の抑制に関する決定を交付することは、党の建設と健全化を促進させるだけでなく、国のさらなる発展にもつながるでしょう。
党の指導能力と闘争力の向上
ベトナム民族は、民族を導く権限をベトナム共産党に与えています。こうしたベトナム共産党は国民の利益しか追求していません。国民の利益を守って最大限にするためには、党の指導能力と闘争力の向上が非常に重要です。人事業務における権力の抑制に関する決定205号は党の建設と健全化を目指すので、党の指導能力と闘争力の向上を進めると期待されています。