(VOVWORLD) - 4日午前、ハノイで第13期ベトナム共産党中央委員会第4回総会が開幕しました。
総会では5年間にわたる「党建設・綱紀粛正の強化、政治的思想、道徳、ライフスタイルの衰退の防止」に関する第12期党中央委員会第4回総会決議の実施状況が評価されるとともに、今後、この決議の実施を推進する適切な措置について討議が行われます。
総会の議事日程を票決
写真提供:Phuong Hoa
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第12期党中央委員会第4回総会決議は全政治システム、国民の総合的な力を発揮し、党内の政治的思想、道徳の衰退を防止するための効果的な措置を講じ、党に対する国民の信頼を強化することが狙いです。
突破口を開く
第12期党中央委員会第4回総会で採択された「党建設・綱紀粛正の強化、政治的思想、道徳、ライフスタイルの衰退の防止」に関する決議は党建設・綱紀粛正を推進するというベトナム共産党の決意を示すもので、2016年から5年間にわたり、多大な成果を収めてきました。
この決議は政治的思想、道徳、ライフスタイルの衰退に関する27の表現を指摘し、幹部、党員の道徳衰退による深刻な影響を強調するとともに、幹部、党員に対し、ホーチミン主席の思想、道徳、ライフスタイルの学習を推進し、弱点を克服するよう求めました。
ホーチミン国家政治学院に属する党建設研究院の元院長であるグエン・ミン・トゥアン准教授は次のように語りました。
(テープ)
「より高いレベルで批判が行われました。つまり、非常にデリケートなことでも批判するのです。道徳衰退の批判に際し、具体的な表現が取り上げられました。職場では批判と自己批判が推進されています。」
第12期党中央委員会第4回総会決議は党建設に関する差し迫った問題について触れました。この任期に党中央委員会は幹部の配置転換に関する規定98号をはじめ、幹部の任命に関する複数の規定を新たに発行しました。特筆すべきことは各レベルの党委員会大会の人事に備え、政治局は権力制御や政治的不正の追求対策に関する決定205号を発行したことです。中央組織委員会の権力制御や政治的不正の追求対策計画案編集グループの責任者であるホアン・チョン・フン氏は次のように語りました。
(テープ)
「政治的不正の追求に関する具体的な文書が発行されたのは今回が初めてです。これを基に、当局者や関係機関は違反行為を処理する一方、人民、団体は関係機関に違反ケースを報告することもできます。この規定は党建設につながり、党員の自己認識や責任感を向上させることが狙いです。
世論の支持を受ける
中央から、省・市、末端組織に至るまで各レベルの党委員会は第12期党中央委員会第4回総会決議を精力的かつ厳格に実施し、幹部、党員の道徳衰退と断固として闘っています。出身や活動分野、在職や定年退職を問わず、違反した党委員会、組織、幹部、党員はいずれも厳罰に処されました。第12期に、中央レベルの幹部110名が処罰され、世論の高評を得ました。
第12期党中央委員会第4回総会決議は党と国家の存続を確保するため、党建設・綱紀粛正を強化すべきであると訴えました。この決議の実施で収められてきた成果は党建設・綱紀粛正事業に原動力をつけ、幹部、党員、国民の信頼を与えるといえるでしょう。