(VOVWORLD) - 現地行政府は、旧正月までに、土砂崩れで倒れた家の建設を始め、住民の生活の安定化を急いでいます。
行方不明者の捜索が進められています。 |
先ごろ、台風9号の影響で大きな土砂崩れが発生した中部クアンナム省ナムチャミ県チャレン村は甚大な人的物的被害を受けました。現地行政府は関連各省庁や社会団体と協力して、行方不明者の捜索を進めるとともに、旧正月までに、土砂崩れで倒れた家の建設を始め、住民の生活の安定化を急いでいます。
台風9号の直後、祖国戦線や赤十字協会を始め、各社会団体や慈善グループなどは現地行政府と連携し、ナムチャミ県の被災者に食料や衣服、必需品などの支援物資を運びました。また、家が倒壊した人に仮住まいを提供するとともに、新しい家の建築を計画しました。クアンナム省党委員会のファン・ベト・クオン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「台風後、各村に対し、国内外の支援者と協力して、倒れた家の建設を指導しています。特に、チャレン村の第1号集落は全部新築する方針です。これは、村人の生活を安定させる最も重要なことです。」
ナムチャミ県では、家が倒壊した65の世帯のために、新しい家が建てられています。その中で、チャレン村第1号集落の29世帯の家は優先的に建設されています。これらの家の建設にはそれぞれ約2億ベトナムドン(日本円で約90万円)がかかるようで、この費用は現地行政府の予算と国内外の募金によるものです。ナムチャミ県人民委員会のチャン・ズイ・ズン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「まずは、家が倒れた世帯のために家を建てることです。これらの家は、寝室や台所、トイレなどが充実するように建てられます。その後、支援者の募金を呼び掛け、家具などを整備することになります。また、土砂崩れが起きやすい所に住んでいる世帯を安全な場所に移すために、立地を調査しています。」
現地行政府と国内外の支援者の支援により、被災地の住民の生活は徐々に元に戻ることでしょう。