(VOVWORLD) - ベトナムの各企業は、関連各機関や、全国民と力を合わせ、新型コロナウイルスによる肺炎の感染予防対策を積極的に行っています。これは、感染予防対策に貢献しながら、企業の生産活動の維持にも役立っています。
マスクの使用と石鹸での手洗いは効果的な方法 |
多くの工業団地が集まる北部フンイェン省の各企業は伝統的お正月テト明けから、複数の措置を同時にとっています。活動が再開の初日から多くの企業は、社員の体温を測ることを義務付けているほか、疫病とその感染予防対策についてPRを頻繁に行っています。
一方、中部沿海ダナン市では、テト明けから市内にある6か所の工業団地の550社の企業が活動を再開しました。新型コロナウイルスによる肺炎の感染予防対策に目指し、多くの企業が体温計を装備し、社員にマスクを無料で提供し、社員に対し石鹸での手洗いとマスクの使用などを要請するなどして、具体的な措置をとっています。
北部山岳地帯トゥエンクアン省の企業も社員の体温測定や、社員にマスクを無料で提供することなどを効果的な予防措置とみなしています。トゥエンクアン鉄鋼生産企業のある社員の話です。
(テープ)Thanh
「毎日、仕事を始める前に、会社の指導者らが社員全員の体温を測ります。また、帰る前に、もう一度測ります。そのほか、毎日、私たちにマスクを無料で提供していますよ。安心ですね。」
感染予防対策の展開とともに、多くの企業は、疫病の影響を最小限にするために、生産経営活動を調整しています。ホーチミン市紡績縫製協会によりますと、市内の多くの企業は中国からの原材料供給源と注文先を点検しています。また、新たな供給源を探す企業もあるということです。ホーチミン市紡績縫製協会のファム・スアン・ホン会長の話です。
(テープ)
「生産と輸出を維持するために、各企業は計画の調整を進めています。また、原材料を分かち合っています。これは、問題を解決し、困難を乗り越えるための一時的な方法ですね。 」
各企業の努力と主体的な措置により、労働者の健康が確保され、企業の生産経営活動が維持されることが期待されています。これは、企業の利益確保だけでなく、国の経済発展事業と新型コロナウイルスによる肺炎の抑制にも貢献すると評されています。