(VOVWORLD) - 現在、資源環境省は、各地方での固体廃棄物管理に関する調査を行っており、固体廃棄物に対する国家管理戦略を作成する方針です。
経済成長と人口増加に伴い、固体廃棄物は量の面でも種類の面でも増加しており、国家管理に困難をもたらしています。固体廃棄物による環境汚染を抑制するため、固体廃棄物に対する国家管理の強化が差し迫った課題となっています。
現行のベトナム法律によりますと、固体廃棄物は、生活上の固体廃棄物、工業上の通常の固体廃棄物、危険な固体廃棄物、及び、特殊な固体廃棄物という4種類に分けられています。資源環境省によりますと、都市部の固体廃棄物は一日平均4万トンに達していますが、収集能力は、固体廃棄物の85%だけとなっています。一方で、農村部での収集能力はわずか半分近くにすぎません。収集された固体廃棄物の約42%はリサイクルされていますが、残りは燃やされ、または、土中に埋められています。
しかし、固体廃棄物が急速に増加している背景の中で、固体廃棄物の収集・処理・処分能力を一段と高めることが求められています。資源環境省のヴォ・トゥアン・ニャン次官は次のように語りました。
(テープ)
「資源環境省は、固体廃棄物に対する国家管理を強化していますが、その中で、固体廃棄物の収集・処理・処分計画の実施状況を見極めるとともに、固体廃棄物に対する社会の認識を向上させるための啓もう宣伝活動を行っています。また、ベトナムの固体廃棄物管理能力強化プロジェクトを立案しており、中にも、プラスチック固体物の収集・処理・処分に集中します。」
現在、資源環境省は、各地方での固体廃棄物管理に関する調査を行っており、固体廃棄物に対する国家管理戦略を作成する方針です。