(VOVWORLD) -国の発展と共に、ベトナムの実業家は質・量ともに日増しに高まっています。企業総数61万社で活躍しているベトナム実業家は国の経済発展に努力しています。
近年、ベトナムの実業家や企業は毎年GDP=国内総生産のおよそ40%の貢献をしています。そして、国内企業は多くの困難と試練を乗り越え、生産経営活動の拡大、雇用創出に大きく寄与しています。
スタートアップと企業の発展に最も有利な条件を作り出す
年初からこの9ヶ月間、ベトナムでは新規設立を申し込んだ企業数は9万4千社にのぼり、昨年同期と比べて、企業の数が15%増、資本金が43%増となりました。政府が打ち出した新しい政策と有利な条件により、新規登録した企業の数は日増しに増えてきました。ホーチミン市では、この9ヶ月間、実業家およそ3万人がスタートアップしました。現在、同市は企業を設立する個人に最も有利な条件を作り出しています。ホーチミン市企業協会連盟のチュ・ティン・ズン( Chu Tien Dung) 会長は次のように語りました。
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「政治システム全体が企業、実業家、経済に有利な条件を作り出していると思います。そのため、企業の活動が前向きに行われています。また、各企業は国家予算への貢献と社会安全保障に積極的に参加しています。」
実業家は世界におけるベトナム商標づくりに取り組んでいる
現在、多くの企業が地域と世界にも有名となっているブランドを作りました。これは経営環境の改善、企業の創造刷新に対する政府の政策が功を奏していることを示しています。ビナ・カフェビェンホア社はその一例です。現在、同社はベトナムで有名なブランドを所有しており、世界30カ国に輸出されています。ビナ・カフェビェンホア社のグェン・タン・キ( Nguyen Tan Ky) 会長は次のように語りました。
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「有力なブランドは会社の核心的価値と見なしています。企業を設立する時、ブランド作りに力を入れてきました。現時点で、弊社の製品は消費者の80%に知れ渡っています。今後も、引き続きブランド作りに全力を尽くすつもりです」
ベトナムの実業家は自らの能動性、創造性を活かして、国内市場だけでなく、ヨーロッパや中東地域など厳しい市場に進出することを目指しています。これに関して、LPグループのグェン・リェン・フオン( Nguyen Lien Phuong) 社長は次のように語りました。
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「どんな製品も自分が狙った消費者がありますよ。私たちはベトナムの消費者10万人、中国の消費者100万人の他、東アジア諸国、中東地域諸国に進出しています」
ベトナム企業の発展に有利な条件を作り出す
近年、ベトナムのマクロ経済が日増しに発展してきました。今年のGDPの伸び率が6.7%に達することが予測されています。これらの成果には企業の貢献を抜きにして語ることはできません。また、政府は企業の発展に有利な条件を作り出しています。先頃、行われた実業家との会合で、グェン・スアン・フック首相は「政府は平等、かつ、親しみやすい環境づくりと投資奨励政策を引き続き行う」と明らかにし、次のように語りました。
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「政府は税関、関税、許可書の取得、ロジスティクス費用、鑑定費用など企業が負担している費用を削減するための規定を点検した上で、これらの規定を精力的に実施します。『2017年は企業が負担する費用の削減の年』とされています」
ベトナム企業共同体は2020年をめどに、事業活動を効果的に行う企業の数が100万社を超えるという目標の実現に力を入れています。現在、多くの困難に直面していますが、政府の支援を受けているベトナム実業家は国の発展と共に着実に歩んでいます。