国の発展に向けての努力

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2014年、地域と世界情勢が複雑に推移するとともにベトナムも様々な困難と試練に直面しました。2015年に入り、国家規模の複数の行事が行われ、多くの発展チャンスも来ています。先頃、チュオン・タン・サン国家主席はベトナム通信社のインタビューに応え、「今年、国の発展に新たな原動力をつける必要がある」との見解を示しました。

サン主席は2014年の問題点や弱点を指摘した際、公的投資は効を奏することなく、インフラ設備が地域の先進諸国と比べものにならないと強調しました。また、金融・銀行、教育、科学技術分野などでも問題点が存在しています。サン主席は全政治システムが問題点や困難の解決を必至の課題と見做し、国の発展事業に支障を来たす あらゆる問題を早期に克服すべきだ」としています。

発展に向けての潜在力と強みの活用


サン主席はベトナムの最大の利点について触れ、「ベトナムは政治的安定が維持されている国だと評されている。また、ベトナムはダイナミックな発展を遂げている地域であるアジア太平洋に位置することやベトナムの独立、自主、平和、協力、発展、国際関係の多様化、国際社会への積極的な参入、世界各国の信頼にたるパートナーになれるようという外交路線に対する各国の支持は発展のための利点となる」と述べました。

政治面だけでなく、世界経済への参入の促進はベトナムの発展事業に重要な貢献をするとみられます。サン主席によりますと、急成長は必要でありながらも、効果的かつ持続的な発展を確保しなければなりません。今年末までにASEAN圏内、また、ASEANと中国の間に自由貿易協定が完全に遂行され、2018年までにベトナムはWTO=世界貿易機関との公約やTPP=環太平洋経済連携協定、ベトナムとEU、ベトナムとロシア、ベラルーシ、カザフスタン3カ国関税同盟などの自由貿易協定に従って、関税削減を実施しなければなりません。これはチャンスでありながら、試練になるともとみられます。

国際社会への参入と発展の原動力

チュオン・タン・サン国家主席は潜在力や強みを活用するためには行政改革、成長モデルの更新、経済再構築、競争力の向上、迅速かつ持続的な発展を促進すると同時に工業化現代化事業を成功させなければならないと強調しました。また、経済再構築を成長モデルの更新と連携させ、実施し、社会主義を志向する市場経済体制の充実に全力を尽くす必要があるとしています。さらに、国際社会への参入を促進するため、それぞれの製品、企業、国内経済の競争力の向上に知恵を絞る一方、人材育成に適切な投資を行なうべきです。

2015年は第12回党大会をはじめ、様々な重要な行事やイベントが行われます。国民は党と国家に対し、全面的なドイモイ=刷新を進めるよう求める権利があります。これを実現するため、党、国家、政府、国民は力を合わせ、経済発展、国民の生活水準の向上、工業化現代化の強化に取り組まなければなりません。

旧正月テトを目前に控え、サン主席はそれぞれの家庭と企業はあらゆる困難を乗り越え、進歩を遂げるよう願うとともに、全国民が団結し、強固な国の建設、領有権の確保に尽力するよう希望を表明しました。

 

 

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