国会での信任投票

15日、ハノイで開催中の第13期国会第8回会議で国会から選出または批准された役職者に対する信任投票が行われます。信任投票を行うのは今回が2度目です。この信任投票は重要な政治活動であり、人事活動における国会の監視権限を示すと共に、これらの役職者の責任感の向上に役立っています。

国会での信任投票 - ảnh 1

今年の信任投票の対象となる役職者は50人となり、前年と比べると3人増となります。この3人は財務大臣、国家会計検査長官、国会の住民陳情処理委員会委員長です。

今年、信任投票の準備作業を周到に行ってきました。これと同時に、それぞれの国会議員も信任投票の手続きをきちんと研究しました。南部ホーチミン市選出のボー・ティ・ズン( Vo Thi Dung) 国会議員は次のように語っています。

(テープ)

「国会常務委員会は今回の国会が始まる前から国会議員に資料を送りました。また、信任投票の対象となる役職者は報告をきちんと準備しました。国会議員はこれらの報告だけでなく、有権者の意見や国会の監視活動の結果などを通じて、これらの役職者に関連する様々な情報が把握できるようになります」

今回の信任投票の目的は国会から選出または批准された役職者に対する国会の監視活動の効果を向上させるためのものです。実際、前回の信任投票により、多くの役職者は託された任務の遂行に大きく努力してきました。先ほどのボー・ティ・ズン( Vo Thi Dung) 国会議員は次のように語りました。

(テープ)

「例えば、銀行分野において、国家銀行総裁の指導により、通貨政策が安定化しつつあります。その他、交通運輸大臣の断固とした措置により、交通運輸分野に残されている様々な問題点が解決されました」

一方、ハノイ市選出のブイ・ティ・アン( Bui Thi An) 国会議員は次のように語りました。

(テープ)

「信任投票は各レベルの指導者の監視活動にとって効果が高い措置です。前回の信任投票以来、信任投票の対象となった役職者はいずれも前向きな前進を見せています。有権者らもこれらの役職者の取り組みを高く評価しています」

国会議員の任務は投票を行う時、責任感を持って、きちんと考えなければならないということです。これに関して、ベトナム国会のグェン・シン・フン( Nguyen Sinh Hung) 議長は次のように語りました。

(テープ)

「今回の信任投票は国会だけでなく、各レベルの部門や機関にも実施されます。しかし、国会での投票は今年が初めてですから、重要な意義があります。その他、国会から選出または批准された役職者は国会が信頼する人々ですから、客観的、かつ、慎重な投票が行わなければなりません」

有権者らは今回の信任投票に対し国会議員は責任感を持って投票を行うことを望んでいます。

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