ハノイで開催中の第13期国会第9回会議では、二日間半にわたり質疑応答が行われています。農業農村開発大臣、商工大臣、科学技術大臣、教育訓練大臣、および、グェン・スァン・フック副首相らが国会議員の質疑に答弁しています。
開催中の国会会議
世論の注目を集める問題が質疑として取り上げられる。
今回の国会では、国会常務委員会は国会議員から61件の質問を受けました。国会科学技術環境委員会のレ・ボ・リン副主任は次のように語りました。
(テープ)
「今回、質疑に対して答弁にあたる大臣のうちの2人は、経済分野に活躍している者で、2人は科学技術と教育養成分野です。これは経済社会発展事業に重要な役割を担っている大臣らです」
これらの大臣に対する質疑は多くの貿易協定の締結に取り組んでいるベトナムの輸出市場開発、農産物の流通問題、ガソリン、電気、石炭など国民の生活に大きく影響している製品の価格管理、生産活動への科学技術の導入、義務教育のカリキュラム刷新に関する国会決議など国の差し迫った問題に関連する内容があります。
質疑に答弁したグェン・ヴ・ルァン教育訓練大臣
質疑応答の後、行動計画が実施されるべき。
今回の国会で行われた質疑応答には多くの新しい点があります。これにより、質疑応答で行われた報告書はすべて短く、大臣らは国会議員の質問に率直に答弁をしました。国会議員と有権者は質疑応答にあたる大臣らが問題点を解決するための具体的な措置を出さなければならないことを望んでいます。国会文化教育青少年・児童問題委員会の副委員長を務めている中部クアンチ省選出のレ・ヌ・ティン国会議員は次のように語りました。
(テープ)
「質疑応答の最も重要なことは情報提供ではなく、個人的責任を明確にするということです。質疑応答の後、行動をとる必要があります。そうしなければ、質疑応答の意味がありません。」
多くの国会議員は質疑応答後に行われた大臣らの行動計画を重要視しています。北部ホアビン省選出のグェン・タイン・ハイ国会議員は次のように語りました。
(テープ)
「国会議員は国会の会議だけでなく、一年中質疑を出すことができますが、私と多くの国会議員が関心を持つのは質疑応答の結果です。それは経済社会発展を促進するものとなるからです。」
国会で行われた質疑応答は議場にオープンな雰囲気を作り出しています。これにより、国会会議で、国の差し迫った問題が取り上げられ、全国の有権者の願望に応えています。全国の有権者は国会での質疑応答に関心を寄せながら、国会は国がさらに発展するような措置を出すように希望しています。