国会会議の光景
23日午前閉幕した第14期国会第2回会議は、立法、監視、及び国の重要な問題の決定に関する複数の重要な結果を収めてきました。これらの結果は、刷新、団結、創造、行動という精神を改めに示しています。
1ヶ月あまりにわたって行われていた今国会は、財政、投資に関する中期的な計画を決定し、人権や市場経済、経営環境改善に関する法完備を継続してきました。
財政、投資に関する中期的な計画を初めて決定した
今国会では、経済に関する複数の内容を検討、討議、採択しました。それらは、2016年度の経済社会発展計画と国家予算の実施状況、2017年の経済社会発展計画、2011年~2015年期の経済再構築の結果、2016年~2020年期の経済再構築計画、2016年~2020年期の公共投資計画、財政5ヵ年計画、2016年~2020年期の公的債務管理などでした。国会が財政、投資に関する中期的な計画を定めるのは今回が初めてです。ホーチミン市国会議員団のチャン・ホアン・ガン議員は次のように語りました。
(テープ)
「今回の会議で、国会は経済社会発展や財政、公共投資、経済再構築などに関する複数の重要な決議を採択してきました。これらの決議の中に、目標が具体的に設定されています。」
一方、ニンビン省選出のブイ・バン・フォン議員は次のような見解を述べています。
(テープ)
「国の現在の状況を見てみると、財政や公的債務などが国の問題点となっています。財政計画を討議、公布したことは、国民に対する率直な精神です。情報を大幅に伝えることはそれぞれの国民が国の状況について理解を深めることが狙いです。」
討論の刷新
これまでの国会討議と比べ、第14期国会第2回会議の違った点は、議員らが、討論会、又は、政府閣僚への質疑応答の場で論争を行ったことです。このことで、問題の究明が図られました。国会議員が今国会で結社法案と刑事法改正補充案の不採択を決定したことは、法案の質と実施可能性の確保を目指すことです。その一方で、政府閣僚への質疑応答に対する論争の効果について、南部ビンロン省選出のファム・タット・タン議員は次のような見解を明らかにしました。
(テープ)
「質疑応答による監視活動は刷新を見せました。質疑応答で、国会議員らが、論争を行ったことで、幾つかの問題が最後まで解決されることになりました。特に、質疑に登録した議員の数は以前より増加しました。このことは、質疑の内容に対する議員の関心を示しています。」
一方、先ほどのニンビン省選出のブイ・バン・フォン議員は次のように語っています。
(テープ)
「論争は新たな点であり、今後も活用される必要があると思います。今後の国会で、この精神を活かす為に、国会議員の間の論争だけではなく、法案起草機関や審査機関と国会議員との論争も行われる必要があります。論争を通して、科学的かつ理論的で実践的な根拠が確保されたお陰で、国会は、正しい決定を下せるからです。」
第14期国会第2回会議は、刷新、団結、創造という精神を明確に示しました。これらの要素は、ベトナム国会活動の効果向上に寄与することでしょう。