国会議員、第12回党大会の報告議案に意見を寄せる

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ハノイで開催中の第13期国会第10回会議で国会議員らは来年1月、開催予定の第12回党大会の報告議案内の経済発展方針を集中的に討議し、様々な意見を提案しました。国の建設発展と国際社会への参入が進められている背景の中で、これらの意見は重要な意義があります。

企業=工業化現代化の原動力

第12回党大会の報告議案は経済社会状況を正確かつ正直に分析、評価するとともに実状に合う発展目標を設定したとの意見が相次ぎました。また、国会議員らはこの報告議案が企業を工業化現代化事業を左右する主要な経済セクターに位置づけることに賛同しました。ハノイ市選出のグエン・クォク・ビン国会議員は次のように話しました。

(テープ)

「2013年憲法にも企業は重要な経済セクターであると定められています。今回の報告議案には『企業は工業化現代化事業の重要な原動力であり、主要な経済セクターでもある』と明記されています。政策の作成に際し、企業の牽引役としての役割の活用に配慮する必要があると思います。」

他方、第12回党大会の報告議案には「国家は市場を見極めた上で、あらゆる経済活動を運営する必要がある」というフレーズが盛り込まれています。これは第11回党大会決議にはなかった新しい点です。

経済の広範な発展

国会議員らは熟練した労働力と先進技術の適用による労働効率の向上を目指す広範な経済成長モデルに注目をしています。ハノイ市選出のグエン・フィ・トゥオン国会議員は次のような意見を述べました。

(テープ)

「ベトナムにとって、経済を広範に発展させることが重要な課題となっています。これを達成するため、3つの解決策を実施しなければなりません。第1は財源の割り振りを効果的に進めること、第2は企業に対し先進技術の開発への投資を奨励すること、第3は高い質の人材育成を強化することです。これら3つの解決策は体制改革の推進により実施されます。」

また、国会で、議員らは経済、とりわけ各分野、部門の再構築に関する総合計画の継続を強調しています。その中で公共投資、財政・銀行システム、及び国営企業の再構築は加速される必要があるとしています。

民間企業の発展を重視

第12回党大会の報告議案は民間経済セクターを経済発展の重要な原動力の一つと見做しています。これも報告議案の新しい項目です。先ほどのハノイ市選出の国会議員グエン・クォク・ビン氏は次のように語りました。

(テープ)

「第11回党大会決議は民間経済セクターを含む各経済セクターの認定にとどまっています。今回の報告議案はあらゆる分野での民間経済セクターの発展を激励し、このセクターを経済の重要な原動力にするよう政策の完備を進めると定めました。これは

市場経済体制の発展、また、経済発展へのあらゆる財源の活用に基盤をつくるでしょう。」

さらに、国会議員らは企業の数を現在の50万社を2020年までに200万社に引き上げる一方、国会は市場経済体制の完備を進め、各経済セクター間の公平な競争に条件を作り出す必要があると提案しました。

 

 

 

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