国益を第一義にする第12回党大会


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大会の光景



既にお伝えしていますように、21日午前、ハノイで、第12回ベトナム共産党全国代表大会が開幕しました。

開幕式で、グェン・フ・チョン共産党書記長は党大会の文献に関する第11期党中央委員会の報告を読み上げ、ドイモイ刷新の道を着実に歩み、近代的な国づくり、民族大団結の発揮、清廉・強靭な党建設、党の戦闘力向上などに関する重要内容に触れました。


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チョン書記長


着実にドイモイの道を歩む

報告の中で、チョン書記長は「この5年間、ベトナムは国内と世界経済の変動により様々な困難を経てきた。ベトナムはそれらの困難を乗り越えて、多大な成果を収めてきた。マクロ経済の安定化、経済成長の回復、政治社会の安定、対外関係は日々拡大されている。」と強調しました。この30年間に実施されてきたドイモイ事業の成果について、チョン書記長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「この30年間のドイモイ事業は国の発展事業にとって重要な歴史的節目となっています。この期間に、ベトナムは歴史的意義を持つ多大な成果を収めました。これらの成果は、党が提唱、実施したドイモイ路線が正しいものであり、ベトナムの社会主義へ進む道はベトナムの現状に合致していることを示しています。」

しかし、このように語ったチョン書記長は「2020年までに、ベトナムが基本的に近代的な工業国になることに関する幾つかの目標は達成せず、幾つかの地域に住む住民の生活はいまだ困難な状況にあり、幾人かの党員の道徳的思想やライフスタイルの腐敗、官僚主義がまだ抑制されていない」と訴えました。今後5年間の任務について、チョン書記長は次のように語りました。

(テープ)

「経済成長モデルの刷新、経済再構築を継続し、国の工業化近代化を知識経済発展と結びつけて推進し、社会主義を志向する市場経済の発展を進める必要があります。社会主義を志向する市場経済体制の突破口を始めとする3つの戦略的突破口を集中的に実現しなければなりません。」

独立・領土保全の断固たる保護、対外活動の効果向上

国防安全保障の目標について、チョン書記長は次のように語りました。

(テープ)

「国防安全保障の重要な目標は、全民族と政治体制の総合的な力を活用し、国際社会の支持を得て、独立・主権・統一・領土保全を着実に保護し、国民の信頼を醸成し、敵対勢力のあらゆる陰謀を失敗させ、国際的協力と国防安全の強化、軍の近代化などです。」

さらに、チョン書記長は、戦略的パートナーを始めとする全てのパートナーとの関係を緊密化させるという外交活動の効果向上を求めました。

(テープ)

「外交路線と国際社会への参入を成功させ、国益を確保し、国際的公約と新世代の自由貿易協定を十分に実現し、国の発展事業にとって重要な役割を持つ国々と戦略的相手国を始めとする全てのパートナーとの関係を深化させ、国防安全に関する多国間の活動に主体的に参加しなければなりません。」

国民の信頼醸成

民族大団結の活用について、チョン書記長は「民族大団結はベトナム革命の戦略的路線であり、祖国の建設防衛事業における大きな原動力でもある」と強調し、次のように語りました。

(テープ)

「祖国の建設防衛事業に国民のあらゆる力と創意工夫を活かす必要があります。平和・独立・統一・領土保全・国民が豊かで、強固な国、公平で文明的なベトナムの建設という目標を類似点にします。国内外に住む全てのベトナム人の団結力を高め、国民と党との関係を緊密化させ、民族大団結の新たな活力を作り出すことも重要です。」

党建設について、チョン書記長は「マルクス・レーニン主義とホーチミン思想を引き続き堅持する」と明らかにしました。

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