国連の活動に貢献するベトナム

国連の活動に貢献するベトナム - ảnh 1
ニューヨークに置く国連本部(写真:tinngan.vn)


1945年の10月24日、同年6月に定められた国連憲章に基づき国連が発足しました。国連は、世界の平和と安全を維持し、国と国との友好関係を発展させるとともに、社会の進歩、生活水準の向上などを進めることを目的としています。発足当時、国連に加盟した国は51カ国でした。その後、加盟国は増え、現在193カ国にのぼっています。ベトナムが国連加盟国になって以来38年間、国連の積極的なメンバーとして活躍してきました。


ベトナム、
国連の積極的なメンバー

1977年9月20日、ベトナムは国連に正式に加盟しました。これはベトナムの多角的多様化する外交政策に新しい時代を切り拓きました。国連加盟国として、ベトナムは多くの適切な構想を提案し、自らの任務遂行のため全力を尽くしてきました。

ベトナムは世界の平和と安全の維持、武装衝突の阻止、軍備縮小、紛争や衝突を平和的措置で解決すること、国と国との友好関係発展強化など国連の重要な目標に支持してきました。ベトナムは国連の数多くの条約を締約しました。2009年、ベトナムは国連の軍備会議の議長として持ち回りで選ばれました。

現在、ベトナムは非武装分野において、国連の平和維持活動に参加しています。国連のパンギムン事務総長は「ベトナムが国連の平和維持活動に参加するのは国連のこの活動に栄光と価値をもたらすものである」と述べました。

また、ベトナムは国連のミレニアム目標の実現に予定を前倒し遂行した国々の一つです。これと同時に、ベトナムは「行動統一」というイニシアチブを試験的に実施する加盟8カ国の一つとして選ばれました。2009年7月、国連安全保障理事会議長国として、ベトナムは国連安保理の年次報告について国連加盟国の意見を集約する構想を出し、加盟国の好評を受けました。国連の各討論会で、ベトナムは経済、社会、文化、人道、人権保護などの分野における問題について積極的に参加しました。


国際社会における地位が日増に向上

ベトナムは国連加盟国になって以来38年間、独立、自主、平和、開放、多様多角化外交政策を堅持してきました。国際社会はベトナムが信頼にたる責任感がある相手国として認められました。

ベトナムが国連の諸活動に積極的に参加するのは国際社会におけるベトナムの地位向上、独立、主権尊重、領土保全の確保を基礎に、国家の利益を守るための闘争に寄与してきました。国連に対するベトナムの貢献を認めた国連加盟諸国はベトナムを2008~2009年の任期における国連安全保障理事会非常任理事国、そして、2014~2016年の任期における人権理事会の理事国として選出しました。

最近、ベトナムは2016~2018任期におけるECOSOC=国連経済社会理事会の理事国として187票の中の賛成182票を得て選出されました。これは国際社会が人類の共通の問題解決に対するベトナム貢献を認める証と言えます。

この38年、ベトナムと国連との関係が幅広い分野で発展してきました。国連に加盟することにより、ベトナムは地域と世界の平和、安定、発展に重要な貢献をしていると言えるでしょう。

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