ホーチミン主席は遺書の中で、「ベトナム共産党が、マルクス・レーニン主義とプロレタリア国際主義を基盤に、各国政党との団結の克服に一生懸命働きかけており、効果的に寄与してゆくよう期待する。」と書き、国際共産主義運動に対するベトナム共産党の責任を明確にしました。ホーチミン主席はまた「各党と各国は団結し合わなければならない。」との確信を表明しました。
ホーチミン主席の思想を実現して、ベトナム共産党は国際共産主義運動における団結の克服に尽力してきました。ホーチミン博物館のチュー・ドク・ティン元館長は次のように強調しています。
(テープ)
「我が党は、国際共産主義運動、政界の友人の為に尽力して来ました。ベトナム共産党がマルクス・レーニン主義とホーチミン思想を堅持し、ベトナムにおけるドイモイ事業を成功させた事は国際共産主義運動の保護に向けた適切な行動でした。」
45年間にわたり、ベトナム共産党は国際の団結、各国との団結の強化を重視しています。ベトナムは世界各国の政治、経済、文化などの活動に日増しに幅広く参入しています。これまでに、ベトナムは世界180カ国と外交関係を結んでおり、200の国、地域と貿易取引を行なっています。さらに、ベトナムは国際的フォーラムや国際組織の活動に積極的に参加しており、国連とASEAN東南アジア諸国連合の諸活動に多大な貢献をしてきました。
現在、世界情勢が複雑に推移している背景の中で、ベトナム共産党は独立・自主・平和・協力という全方位外交政策を終始一貫して主張しています。ホーチミン国家政治学院のファム・ゴク・アン博士は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム共産党の努力により、私たちは世界各国、特にベトナムを破壊しようとする者がベトナムへの理解を深めるにはどうすれば良いですか考えなければなりません。各民族の相応しい利益を基礎に、我々は大きな対立を小さな対立に、小さな対立を対立なしにするよう取り組まなければなりません。その対立は持続的な平和・友好・協力関係になります。」
ホーチミン主席の遺書の実施をして以来、ベトナムの全党、全軍、全国民は平和な環境を着実に維持し、国の工業化現代化を推進し、独立・主権・統一及び領土保全を保護し、国の地位を向上させることに向けて決意を固めています。
報道宣伝学院・党歴史学科のファム・スアン・ミー博士は次のように語りました。
(テープ)
「現在、ベトナムにとって最も重要なのは、経済の安定化、国の平和と発展に対し、いかに対処すべきかということです。その目標を達成できる為には、ベトナム共産党は強固になり、国民が団結して、困難な状態を乗り越えて、経済の安定と発展を遂げなければなりません。」
国際的団結に関するホーチミン主席の精神はベトナムの国際社会への参入やベトナムが世界各国の信頼にたるパートナー国になるための指針として存在している事は明らかです。