国際社会 ベトナム経済を楽観視

(VOVWORLD) - 世界経済が複雑に推移しているにもかかわらず、ベトナム経済は著しい成長を見せており、これからもさらに発展するであろうとの見解が多くの国際組織や外国のメディアから出されています。
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ハノイで開催中の国会に提出された政府の報告書によりますと、2018年、ベトナムのGDP国内総生産の伸び率は7.08%にのぼっており、2019年は6.8%に達する見込みであるとしています。世界各国の組織や経済専門家もベトナムの経済発展を楽観視しています。

ベトナム経済 長期的に安定的な成長

5月28日、ブルームバーグは、シンガポールの銀行「DBS Bank」の報告を引用し、今後10年以内、ベトナム経済は6%から6.5%の成長率を維持するであろうと報じました。一方、IMF国際通貨基金も、2019年、世界経済の成長率は3.5%に達する見込みであるが、ベトナムは、高い成長率を維持するとの予測を出しています。

そして、アメリカ政府の統計によりますと、ベトナム製品の輸入額は2019年初めからの3か月に、前年同期と比べ、40.2%増になっており、この成長が年末まで維持されれば、ベトナムは、イタリア、フランス、イギリス、インドを追い越し、アメリカの輸入先の中で7位になるとしています。

一方、日本経済新聞は、ベトナムは、外国直接投資の誘致についてアジアでトップに立っており、世界のバリューチェーンの重要な拠点になっているとの記事を掲載しました。

また、ベトナムの経済成長は、豊かな労働力、整備されているインフラ、安定的な政治、高まる労働効率などにより支えているとの見解が多くの経済専門家から出されています。

経済成長は国民の生活改善につながる

こうした経済成長は、ベトナム人の生活改善を促進させています。アメリカの市場調査会社ニールセン(Nielsen)が今年の3月に、2018年第4四半期の世界消費者信頼感指数(CCI)を発表したところ、ベトナムのこの指数は、世界の平均指数を大きく上回った122ポイントで、世界4位につけました。これは、経済成長に対するベトナム人の楽観視を示しているとしています。

ベトナム経済がまだ多くの困難と試練に直面しているにも関わらず、明るい展望を向けていることは間違いないでしょう。

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