(VOVWORLD) - 第2回米朝首脳会談の準備作業は世界各国のマスメディアに深い印象を与えているようです。
第2回米朝首脳会談が27日に開幕します。この会談の成功のために、ベトナムは準備作業を周到に行っており、国際社会から好評を受けています。
会談のプレスセンター |
準備を徹底的に指導・展開
ベトナムの指導部は、第2回米朝首脳会談を2019年の最も重要な外交イベントとみなしています。そのため、グエン・スアン・フック首相は、関連各省庁の準備作業を直接的に指導・監視しています。会談の準備作業に関する多くの会議に参加したフック首相は、会談の安全を完全に保障することをはじめとする会談の成功、及び、国のイメージアップを目指すよう求めました。
実際、ハノイを会談の開催地として選ぶという通知が出されてからわずか10日経ちましたが、政府の徹底的な指導により、準備作業は迅速かつ周到に行われました。
関連各省庁は24時間体制を敷いて、どんな小さな一つのミスがないように準備作業を行いました。アメリカと朝鮮民主主義人民共和国の準備担当者はいずれも、ベトナムの準備作業を高く評価しています。
ベトナムのレ・ホアイ・チュン外務次官は、こうした取り組みは、世界の平和に対するベトナムの責任を示すとともに、ベトナムのイメージアップを図るためであると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは、世界の紛争を平和的措置で解決するための対話の成功に直接に貢献したいと思います。また、国際社会における、ベトナムを含むASEANの役割を強化したいのです。」
世界各国のマスメディアによい印象を
第2回米朝首脳会談の準備作業は世界各国のマスメディアに深い印象を与えているようです。
アメリカのCBS放送は、アメリカと朝鮮の国旗がハノイのメインストリートに翻っており、その下には、平和の友好のシンボルである握手のイラストがついているほか、会談をPRする横断幕などがたくさん掛けられていると報じました。また、ハノイ市民の多くにインタビューしたCBS放送は、ハノイ市民の平和への大きな希望と温かいもてなしが印象的であるとしています。
一方、イギリスのロイター通信は、ハノイの街並みがきれいに飾られていることや、アメリカと朝鮮の指導者の顔写真を印刷するTシャツがよく売れていること、多くの食べ物が会談に応じて創意工夫されたことを大きく伝えています。
一方、韓国のKBS放送の記者ソン・グムハンさんは、会談の安全保障を目指すベトナムの取り組みは印象的だと述べ、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム政府は、会談の安全保障に特別な関心を寄せていると思います。ベトナムは米朝首脳会談の開催地として最適だと思いますよ。」
他方、在ベトナムシンガポール大使館のカテリーナ・ウォン・シオ・ピン大使は、ベトナムの取り組みにより、第2回米朝首脳会談は成功するであろうとの確信を示しています。