（写真：dantri.com.vn）

ハノイで開催中の第14期国会第8回会議で、外国人を対象とするベトナムの出入国管理法の改正案が討議、採択されます。この改正案がベトナムに入国、または、出国する外国人に便宜を図ると共に、経済社会発展、国家の安全保障に寄与するとされています。

外国人を対象とするベトナムの出入国管理法は2015年1月1日より発効されました。施行されてから4年後の現在、この法は出入国に関する法律の完備に寄与し、行政手続きの簡素化、国際社会への参入に関するベトナム共産党と政府の主張に見合いながら、経済社会発展、国防・安全保障に寄与しています。

南部カントー市選出のグエン・タイン・フオン( Nguyen Thanh Phuong) 国会議員は「外国人を対象とするベトナムの出入国管理法の改正は国の外交政策を体制化させ、ベトナムが締約した貿易協定に合致させ、国際社会への参入と経済社会発展の要求に応えると明らかにしました。フォン国会議員は次のように語りました。

（テープ） 

「この改正案はビザ取得、滞在資格取得手続きを集中的に改正することに賛同します。これはベトナムで投資、就労、学習を行ったり、観光をしたりする外国人に便宜を図ります。」

この改正案では外国人投資家を対象に、ビザ有効期限、就労目的で長期滞在可能な一時の在留カードに関する条項が改正されると共に、電子ビザ取得の法律化、外国人がベトナムに入国することを招聘するための電子手続きも改正されした。南部アンザン省選出のホ・タイン・ビン( Ho Thanh Binh) 国会議員は次のように語りました。

（テープ）                            

「電子ビザは１回限りという規定を見直す必要があります。というのは、どんな種類のビザであっても、外国人が入国することを許可する書類であるからです。」

ハノイで開催中の国会第８回会議で、国会議員はいずれも外国人を対象とするベトナムの出入国管理法の改正案を発布する必要があることに賛同しています。

この改正案は外国人のベトナムの出入国管理に関する法律の統一性を確保し、現行の法律の問題点を克服するとしています。また、これはベトナムの行政手続きの改革に寄与すると共に、外国人がベトナムの出入国に有利な条件を作り出すとされています。