(VOVWORLD) -2021年のベトナムの輸出入総額は6700億ドルを超えていました。これに対し、2022年初頭からの7か月間の輸出入総額は4330億ドルを超え、今年通年の輸出入総額は約8000億ドルに達すると予測されています。
先頃、ファム・ミン・チン首相は、外国駐在ベトナム商務代表機関とのオンライ会議を主宰しました。この会議は、世界と地域の状況が複雑に推移している背景の中で、市場開発の解決策を見出すことが狙いです。
商工省のレポートによりますと、2021年のベトナムの輸出入総額は6700億ドルを超えていました。これに対し、2022年初頭からの7か月間の輸出入総額は4330億ドルを超え、今年通年の輸出入総額は約8000億ドルに達すると予測されています。
こうした成果には、商工部門、特に外国駐在ベトナム代表機関の商務システムの役割が大きく貢献しています。
外国におけるベトナムの経済の使者
現在、外国駐在ベトナム代表機関の商務システムには61の商務部とその支店が含まれています。商務システムは、経済・貿易、ベトナムの輸出製品向けの市場拡大の促進、国内企業の外国市場への進出のサポートなどにおいて国の利益を保護する主要な役割を十分に果たしています。
フ―局長 |
商工省所属貿易振興局のブ・バ・フ―局長は次のように語っています。
(テープ)
「商務システムは、外国投資の誘致に貢献する一方、サプライチェーンの寸断、または、生産活動の停止を避けるために、地方、各種協会、企業への原材料の開発を積極的にサポートしてきました」
外国駐在ベトナム商務部は、ベトナムと駐在国との商工業発展のための貿易政策の策定、海外市場の拡大、次世代自由貿易協定の締結などに積極的に貢献してきました。さらに、外国駐在ベトナム商務部は、ベトナムの輸出品への貿易障壁を主体的に摘発、撤廃し、国と企業の経済的利益を良好に保護しています。
牽引役を十分に果たす
チン首相(TTXVN) |
外国駐在ベトナム商務代表機関とのオンライ会議で発言に立ったチン首相は、外国駐在ベトナム商務部が、市場の開拓と多様化、新しい時期の要求と任務に対応できるように商務活動の効果向上を図る必要があると訴えました。
(テープ)
「外国駐在ベトナム商務部は、牽引役としての役割を果たしており、世界と駐在国の動きを常に把握し、駐在国の政策を主体的にアプローチ、把握、分析、評価した上で、国と企業の利益を確保するために戦略的な問題や適切な対応策を提示しました」
チン首相はこのように語り、外国駐在ベトナム商務部が外国市場の需要、嗜好、要求を確実に把握した上で、勧告を提示する一方、市場の多様化、サプライチェーンの多様化、国内企業のグローバルなサプライチェーンへの広範な参入にも取り組む必要があると訴えました。
第13回党大会の決議は「国際経済関係の多様化、一つの市場、一つのパートナーへの依存を避け、外国のネガティブな動きからの経済的抵抗力を高め、国内の経済、企業、市場の防衛システムを主体的に完備する」と明記しています。外国駐在ベトナム商務部はベトナム製品を世界に届けるための懸け橋としての役割を果たしていることです。