(VOVWORLD) -来る6月5日にホーチミン市で、「新常態における広範な国際統合と独立・自主経済の構築を両立」をテーマとする第4回ベトナム経済フォーラムが開催される予定です。
このフォーラムは、独立・自主経済についての意見交換、そのための能力の構築に向けた主張や方策を提示することが狙いです。
この間、新型コロナウイルス感染症は、世界経済へ影響をおよぼし、ベトナムの社会経済を左右してきました。今回のベトナム経済フォーラムでは、感染症収束後の世界経済の動きや、新しい傾向の予測のほか、ベトナムにおける社会経済開発、および感染症対応の成果や問題点などを客観的かつ包括的に評価、分析した上で、試練を乗り越え、チャンスを活かして、社会経済開発の目標達成のための任務や方策などを打ち出します。
フォン副委員長( vtc.vn撮影) |
中央経済委員会のグエン・タン・フォン副委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ベトナムの今後の経済開発における総合的かつ長期的な主要問題の一つは、外交と国際統合活動の効果向上に繋がる科学技術、創造的革新を基礎にして、迅速かつ持続可能、ダイナミックで独立・自主の経済を構築することです。この目標は、第13回ベトナム共産党大会で採択された2021年∼2030年期の社会経済開発戦略の中に盛り込まれています」
第4回ベトナム経済フォーラムには、「新常態における広範な国際統合と独立・自主の経済の構築を両立させる」をテーマとする全体会議のほか、「新型コロナウイルス感染症収束後の安定した労働サプライチェーンの開発」、「資本市場と不動産市場の開発」、「技術革新、デジタルトランスフォーメーション、サプライチェーンの多様化」と題する3つのセミナーが含まれます。
計画投資省のチャン・コック・フォン次官は次のように語っています。
(テープ)
「独立・自主経済構築に関する重要な要素の一つは、技術の独立・自主です。ベトナムの技術分野は進歩し、第四次産業革命に対応することができますが、技術革新はいまだ遅れています。そこで、今回の技術革新、デジタルトランスフォーメーションの討議は、極めて重要であり、独立・自主経済の構築に繋がるのです」
2017年以降、毎年開催されるベトナム経済フォーラムは地域と世界レベルの経済フォーラムであると評されています。今年のフォーラムの全体会議にはベトナムの党、国家の指導者が出席する予定です。