「故郷の春」、ベトナム民族の愛を表す

(VOVWORLD) - 毎年、旧正月テトがやってくると、国外在留ベトナム人の人々は家族団らんを図るため、一時帰国しています。この機に、外務省の国外在住ベトナム人担当委員会は関係各機関と協力し、国外在留ベトナム人向けの「故郷の春」と題するイベントを開催します。
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 毎年恒例の行事になっているこのイベントは、国外在住ベトナム人が待ちわびています。このイベントが開催されるのは今回が12回目となり、国外在住ベトナム人にとって有意義な活動となっています。

ベトナム人コミュニティの結束を強化

「故郷の春2020」にはおよそ30の国と地域に在住しているベトナム人1500人あまりが参加し、過去最多となっりました。国外在住ベトナム人担当委員会のルオン・タイン・ギ副委員長は次のように語りました。

(テープ) 

「故郷の春は、国外在住ベトナム人にとって意義が大きいイベントで、今年は12回目です。イベントは、国外在住ベトナム人が民族から切り離すことができない一部であるという国の終始一貫した立場です。イベントを通じて、国外在住ベトナム人は、世界各国に在住しているベトナム人のネットワークを拡大するほか、国の指導者らに自分の意見や願望などを語ることができました。」

また、「故郷の春」は世界各国に在住しているベトナムの人々が集って、祖国の変貌と発展ぶりを目にするチャンスとなっています。韓国在住のチャン・ハイ・リンさんは次のように話しました。                    

  (テープ)

「『故郷の春』は世界の様々な所に住んでいるベトナムの人々が帰国し、家族団らんが図られるチャンスとなります。このイベントは国外在留ベトナム人にとって欠かせないものだといえるでしょう。帰国するたびに、国の変貌が実感でき、嬉しく思います。私たちは国外在留ベトナム人の力を適切に活用できれば、彼らはベトナムのさらなる飛躍に大きく貢献すると信じています。」

長年にわたり、外国に住んでいても、ベトナムの人々は祖国に心を向け、ベトナムの発展を左右する要素となる民族大団結の強化に貢献しています。

ベトナムの伝統を発揮

今回、帰国する国外在住ベトナムの人々は伝統的なお正月テトを迎える楽しい雰囲気で過ごし、民間遊戯を体験するとともに、テトのお節料理を味わうことができます。これらの活動は祖国から離れて住んでいるベトナムの人々に伝統を守る意識を芽生えさせるとしています。イタリアに住んでいるグエン・ドク・ティエンさんは次のように語りました。

(テープ)

「イタリアから帰国し、特別な気持ちが湧いてきました。祖国、故郷に同じような所はありません。今回、ド神社を観光し、カマドの神様の魚を放つ儀式に参加しました。これは有意義な活動だと思います。」

他方、アメリカから帰国したグエン・ホアイ・ティエンさんは次のように語りました。

(テープ

「毎年、帰国し、故郷との親近感が高まっています。また、故郷の風俗習慣、文化への理解を深めてきました。」

イベントに参加したダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席は「祖国とは誰にとっても神聖な言葉である。どこに住んでも、ベトナム人は祖国に思いを馳せることでしょう」と強調し、次のように語りました。

(テープ)

「国内外に住んでいるベトナム人に対し、愛国心と民族自尊心を高め、団結を強化して、ベトナムが繁栄し、世界各国と足を揃えるよう、尽力していくことを呼びかけます。「団結・団結・大団結。成功・成功・大成功」というホーチミン主席の言葉に従ってください。」

テトにあたり、帰国し、家族団らんが図られ、祖国の変貌と発展を目撃することは国外在留ベトナム人にとって幸せなことであるでしょう。

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