既にお伝えしましたように、２０日午前、ハノイで、第14期国会第１回会議が開幕しましたが、国会議員494人中、317人が国会議事堂に臨んだのは初めてのことです。

去る５月２２日、行なわれた第１４期国会議員と２０１６年から２０２１年期の各レベルの人民評議会議員の選挙で４９４人の国会議員が選出され、その内１６０人が再選、３１７人が初選出、残り15人が国会議員を歴任した人々です。

国会議員・栄誉と誇り

新しく選出された国会議員らは国会に望んだことを大きな誇りに感じています。中部フーイエン省選出のファム・ティ・ミン・ヒエン国会議員は「選挙の結果は地元の発展への国会議員の貢献に対する有権者の希望を示すものである」との見解を述べました。一方、北部山岳地帯イエンバイ省選出のチエウ・ティ・フエン国会議員は最年少の国会議員の一人で、得票率は86･52%でした。彼女は「国会議員に選出されたことは栄誉でありながら、重責でもある。5年間の任期で、他の国会議員とともに最高権力機関における国民の代表者として尽力しなければならない」との見方を示しました。他方、ハノイ市選出のホアン・バン・クオン国会議員は次のような意見を述べています。

（テープ） 

「国会議員に選出されたことは大きな喜びです。というのは有権者の信頼を得たからです。議事堂に入った際、自分の重い責任をよく認識しました。私と他の国会議員はいずれも高い決意で国民の利益のために政策、法律の策定に貢献するよう尽力してゆきます。」

第1回会議で責任感を示す

今国会で国会、国家、政府の組織や高級人事が検討、決定されます。また、今年上半期の経済社会発展と国家予算の実施状況が報告されたほか、下半期の方策が討議される予定です。さらに2017年の立法計画や国会の監視計画が採択されるとともに、2016年の立法計画が調整されます。

南部ビンロン省選出のチャン・バン・ロン議員は「国会の議事内容を周到に研究した上で、地元の実状を見極め、有権者の願望を国会に伝える」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ） 

「有権者との会合と行い、また、行動計画を作成した際、実施すべき課題を打ち出しました。自分は国会が出した任務を全(まっと)うするよう頑張りたいと思います。ビンロン省選出の国会議員団は立法問題に特別な関心を寄せています。」

こうした中、中部フーイエン省選出のファム・ミン・ヒエン国会議員は次のように話しました。

(テープ) 

「国民を代表して高級指導者を投票した際、彼らの指導力を信頼しました。高級指導者らが国民の願望(がんぼう)に応えられ、経済社会発展に力を入れるよう望んでいます。」

また、中部高原地帯ラムドン省選出のチエウ・テ・フン議員は次のように語りました。

（テープ） 

「第13期国会は多くの成果を収めました。これは第14期国会議員にとって試練となっています。私たちは第13期国会の課題を受け継ぎ、その実施に全力を尽くします。」

第14期国会第1回会議で開会演説を行なったグエン・ティ・キム・ガン国会議長は選出された新国会議員は国会に任務を全うするため、大きな原動力をつけるであろうと強調しました。