新型コロナワクチン予防接種を加速しているベトナム

(VOVWORLD) -国内の多くの都市と省で、新型コロナウイルス感染症が蔓延している背景の中で、ベトナムは新型コロナウイルスワクチン予防接種のキャンペーンを加速させています。

ハノイ市医療局によりますと、現在、市内にあるいくつかの地区や県は新型コロナワクチンの予防接種を申し込んだ人々を対象に接種を開始しました。

ベトナムは2022年の第一四半期末まで、人口のおよそ70%が接種を行うという目標を掲げています。7月23日現在、ハノイは21万1千回分の予防接種を行っており、そのうち、9千人が2回目のワクチン接種を済ませました。これらの人々は新型コロナ予防対策の前線に立っている人々です。

ハノイ市医療局は配分されたワクチンを安全に、かつ、早期に接種するため全力で取り組んでいます。ハノイ市医療局のグエン・ディン・フン副局長は「ハノイは一日に10万~20万回分の接種を行うという目標を掲げている」と述べ、次のように語りました。

(テープ)

「ハノイ市医療局は市内にある各地区の医療所で予防接種ラインを起動させました。過去にアレルギー症状やアナフィラキシーショックがない人々などを対象にワクチン予防接種を行っていますが、高齢者や基礎疾患を持つ人々に対して、市内にある各病院と協力して、ワクチン予防接種を行っています」

新型コロナウイルス感染症によりひどい被害を受けているホーチミン市はワクチン接種を強化しています。今回利用されているワクチンはアメリカのモデルナとファイザー製、および、イギリスのアストラゼネカです。

ホーチミン市人民委員会のズオン・アイン・ドゥク副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「ワクチンは接種してから即時に免疫が出ていないですが、早期にワクチンを接種しなければ、コロナとの闘いは多くの困難に直面します。そのため、ホーチミン市はできるかぎり多くの市民が接種を受けられるように、コロナワクチン予防接種を加速しています。」

その他、全国各地で様々な形の新型コロナワクチン予防接種を展開しています。例えば、東北部クアンニン省は住民に対し、オンライン形式で、ワクチン予防接種の申し込みを奨励しています。全国各地はこれまで最大規模の新型コロナワクチン予防接種キャンペーンの展開に全力を尽くしています。

         


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