(VOVWORLD) -新型コロナウイルス感染症が複雑に推移していることを前に、国境地帯に駐屯している国境警備部隊は関係各機関、地方と協力して、不法入国活動を阻止するため、国境検問所や小道を厳格に検査しています。
中国と国境線を接している東北部クアンニン省は不法入国行為を阻止するため、国境警備部隊、地元の行政府、公安部隊が協力して、3つの検査所を設置しました。クアンニン省人民委員会のグエン・バン・タン委員長は次のように語りました。
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「この3つの検査所の設置により、クアンニン省は不法入国した場合の阻止、新型コロナウイルス感染症から国内の人々を守る決意を固めています」
一方、最近、北西部ソンラ省の国境警備部隊は新型コロナウイルス感染症への予防対策を精力的に行ってきました。これまで、国境警備部隊はラオスからの入国者60人が新型コロナ感染の疑いがあるから、隔離施設に移動させました。
これと同時に、ソンラ省の国境警備部隊は地元にある国境地帯の住民およそ7300人を対象に、マスクを無料で配ると共に、新型コロナの予防対策を宣伝してきました。これは国境地帯の新型コロナ感染症の拡大に歯止めをかけることに寄与してきました。
ソンラ省国境警備部隊の指揮官であるドゥ・ゴック・カイン大佐は「現在、24時間体制で検査活動を行っている」と明らかにし、次のように語りました。
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「我々はそれぞれの村に幹部を派遣し、新型コロナウイルス感染症への予防対策と国境線の警備を図っています。これまで、国境地帯に住んでいるすべての人々は新型コロナウイルス予防の内容を理解した上で、その予防対策にあたっている国境警備部隊と関係各機関を支援しています」
一方、中部高原地帯テイグェン地方にあるダクノン省の国境警備隊は地元の行政府と協力して、多くの検査所を設置しています。ダクノン省の国境警備隊の指揮官であるチュオン・コク・フンさんは「ベトナム国境警備隊はカンボジアの関連機関と協力して、新型コロナの蔓延を防ぐと共に、安定、安全、平和な国境線づくりに取り組んでいる」と明らかにし、次のように語りました。
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「新型コロナウイルス感染症の第2波が発生してから、我々は新型コロナ予防対策に関する首相指示の実施を強化してきました。カンボジアと国境線を接することから、カンボジアの国境警備隊と連携して、不法越境行為を防ぐため巡査を強化しています」
国境警備隊は現在、新型コロナウイルス感染症の拡大に歯止めをかけるため全力を尽くしています。