不要不急の外出自粛が今なお推奨中のため、多くの店がネット販売を強化しています。ハノイでの新型コロナウイルス感染症が複雑に推移してから、ハノイ市バーディン地区バンバオ通りにある安心・安全な農産物を経営しているタンロン店の売上高が急減しました。現在、タンロン店でも、ネット販売により得られる売上高は売り上げ全体の半分以上を占めています。これはこの店の活動を維持する一方、店の店員と顧客にも安心感をもたらしています。タンロン店の店主グエン・ミン・ロンさんは次のように語りました。

（テープ）

「前は、ネットショッピングを利用する顧客は少しでしたが、最近、新型コロナが蔓延しているので、ネットショッピングを行う顧客の数が大きく増加しています。現在、私たちは顧客の需要に応えるため、ネット販売の強化に力を入れています。」

大型店だけでなく、小さい店のネット販売も好調です。特に、ハム、春巻きなど加工食品の購入の需要が急増してきました。ハノイ市トゥイ・クエ通りにある伝統的特産品専門店の店主レ・アイン・グェットさんは次のように語りました。

（テープ）

「私の店が販売する食品は加工食品なので、便利であり保管しやすいものです。また、ネット販売ですから、顧客は外出しなくても買えます。多くの顧客を誘致するため、第一は原材料が安全であること、第二は調理技術がよいということです」

新型コロナウイルスの感染を防ぐため、多くのスーパーは自分の二輪バイクによる配送デリバリーであるシッパーを配置し、これらのシッパーを常に検温、健康検査を行っています。韓国系スーパーマーケット「ロッテマート(LOTTE Mart)」の商品戦略のグエン・ゴー・アイン・トアン担当者は次のように語りました。

（テープ）

「私たちは検温、手指消毒、職場の消毒など保健省のガイダンスをきちんと実施しています。宅配する時も、顧客との接触に関する規定を厳守しています」

新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している中で、ネットショッピングが引き続き主要傾向になります。これは企業と店がネット販売を発展させるチャンスとなることでしょう。