(VOVWORLD) - 新型コロナ禍では、企業は多くの困難に直面していますが、市民と困難を分かち合うために販売価格を維持しながら、旧正月テトのニーズに応えるために努力しています。
2022年の旧正月テトの元日は2月1日に当たりますが、ベトナム企業の多くはテト用の商品の生産を始めました。しかし、新型コロナの影響で生産コストが高まりながらも、消費が減少すると予測されているため、市場のニーズに十分に応えながら、生産の効果を確保することは企業にとって頭が痛い問題です。
ビッサンの工場 |
ホーチミン市に本部を置く食肉加工大手ビッサン(Vissan)は7540億ベトナムドン(日本円で約38億円)の資金で、2800トンの豚肉と、4200トンの他の肉を仕入れました。 これは前年同期と比べ、それぞれ8%と6%増となっています。この増加はホーチミン市が社会的隔離措置を適用したので、仕入れ不可能の分を埋めるためです。ビッサンのファン・ヴァン・ズン副社長は、原料の価格と新型コロナ予防対策に必要な費用が高くなっているため、生産コストが大幅に上昇しているのに対し、消費が落ち込んでいるにもかかわらず、市民と困難を分かち合うために、できるだけで安値で商品を販売していると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「消費が冷え込んでいるにもかかわらず、ビッサンは原料の備蓄を増加させています。これは、旧正月テトに市民のニーズが高まれば、すぐに対応できるためです。もし、テトにも消費が引き続き冷え込めば、来年の第1四半期の原料として備蓄します。」
ホーチミン市に本部を置く食品加工会社「ソンフオンフード」もできるだけ生産コストを抑えて販売価格を増加させないことを公約しています。ホーチミン市が社会的隔離措置を適用する期間に、食品へのニーズが高まったので、売上が良くなった同社はテトに手ごろな価格で商品を提供し、市民と困難を分かち合う方針です。
一方、家禽の肉と卵の生産・販売に携わるバフアン社のファム・ティ・フアン社長は、市場調査により、消費が約30%減少していることがわかったが、手ごろな価格でテト用の商品を売れるようにしていると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「何もかもが高騰しているので生産コストもかなり高まっています。しかし、テトの前にもテトの後にも、販売価格を変えないように取り組んでいます。また、市民のニーズに応えるために、原料を十分に準備しています。」
新型コロナ禍では、企業は多くの困難に直面していますが、市民と困難を分かち合うために販売価格を維持しながら、旧正月テトのニーズに応えるために努力しています。