(VOVWORLD) -77年 前の1945年9月2日、ハノイのバーディン広場で、ホーチミン主席はベトナム社会主義共和国の前身であるベトナム民主共和国の誕生を告げる独立宣言を読み上げました。
この独立宣言は平和や自由を求めるベトナム国民の強い精神を示しています。その精神は国の独立を勝ち取るためのかつての闘争だけでなく、現在の国の建設防衛事業においても引き続き発揮されています。
1945年9月2日にハノイ市内のバーディン広場で、ホーチミン主席はベトナム民主共和国の生誕を告げる独立宣言を読み上げた=TTXVN |
独立、自由の国から得られる成果
8月革命から貴重な経験を引き出したベトナム国民は、他の多くの勝利も収めてきました。
それらは、9年間にわたるフランス植民地主義者との抗戦を終結させたデイエンビエンフー作戦勝利や、21年間にわたったアメリカ帝国主義者との戦いに終止符を打ったホーチミン作戦の輝かしい勝利、およそ30年間にわたって実施されてきたドイモイ刷新事業の成果などです。ベトナムは貧困国から下位中所得国になりました。
イギリス在留ベトナム人のホアン・ロックさんは次のように語りました。
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「ベトナムは急速に発展しています。特に、ベトナムは政治的安定を維持するほか、新型コロナウイルス感染症を効果的に抑制してきました。近年、ベトナム経済が発展し、多くの投資家を誘致しており、多くの道路が建設され、交通が便利になっています」
国際社会への統合を進めているベトナムは多くの次世代の自由貿易協定を締結してきました。また、ベトナムは外国人投資家にとって魅力的な投資先となっています。WEF=世界経済フォーラム のフィリップ・レスラー 元マネージングディレクターは次のように語りました。
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「現在、世界の多くの企業は供給源を多様化し、生産拠点を分散化するため、新たな投資先を探しています。投資先にはASEAN=東南アジア諸国連合加盟諸国があります。また、ASEANについて言うならば、経済成長率が高く、魅力的な投資環境を整えているベトナムを抜きに語ることはできません」
現在、ベトナムは多くの国際組織と多国間協力メカニズムに参加しており、地域と国際の場におけるベトナムの発言力が強くなっています。ベトナムは国連平和維持活動にも積極的に参加しています。ベトナム駐在オーストラリアのロビン・ミューディ元大使は次のように語りました。
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「私たちはベトナムを戦略的パートナーと見なしており、地域における役割が日増しに高まっています。両国には経済、国防、安全保障、農業、教育などの分野において、共通の利益があり、協力関係を強化しています」
発展への渇望
1945年の独立宣言の精神を活かして、現在、ベトナム国民はドイモイ事業、国の工業化近代化事業を精力的に推進しています。これは第13回ベトナム共産党大会で打ち出された目標を通じて、鮮明に示されています。その中で、2030年をめどに、ベトナムは近代的な工業国になり、低位中所得国から脱出するという目標があります。党中央機関の科学評議会のフン・ヒュ・フー会長は次のように語りました。
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「今後、ベトナムはベトナム共産党創立100周年、ベトナム民主共和国樹立100周年を記念します。これは国の重要な節目を記すものです。この機に、私たちはダイナミックな発展を促す必要があります」
ホーチミン主席が独立宣言を読み上げてから77年を経て、ベトナムの平和への強い渇望は新たな開発目標の実現に取り組むベトナムを激励しています。