独立記念日を思う

(VOVWORLD) - 1945年9月2日、ホーチミン国家主席はバーディン広場で独立宣言を読み上げ、ベトナム社会主義共和国の前身であるベトナム民主共和国の誕生を告げました。今日9月2日は独立74周年記念日です。

9月2日の朝、大勢の人がホーチミン廟にお参りした際、ホーチミン主席が独立宣言を読み上げた光景を思い出すでしょう。ベトナム人一人ひとりにとって、民族独立を勝ち取った国の国民になる最初の日の記憶は本当に忘れがたいものです。今から74年前、ベトナム共産党とホーチミン主席の指導の下、ベトナム国民が立ち上がり、8月革命を行ないました。1945年の8月革命の成功は、ベトナムでのフランス植民地主義者の支配制度だけでなく、封建制度に終止符を打ち、ベトナム民族史上の最も輝かしい節目となり、民族解放、社会主義と緊密に結びつける独立・自由の紀元を切り開きました。ベトナム人では国民が国の主体となりました。

この74年間にわたるベトナム民族の歴史には多くの軌跡が残って、また、ドイモイ=刷新事業が開始されてからこの34年間、政治、経済、外交、文化・社会、国防・安全保障、党建設、社会主義法治国家の構築などあらゆる分野で多くの成果が収められてきました。また、政治システムと民族大団結が強化され、政治的・社会的安定、国防・安全保障が確保された上で、国民の物心両面での生活水準が絶え間なく改善され、文化社会が発展しています。

現在、ベトナムは180の国・地域と外交関係を結び、複数の地域や国際組織に加盟しており、国際社会の責任感あるメンバーの一員であり、地位と威信が高まっています。ベトナムは後発途上国から中所得国へと成長し、地域と世界経済への広範な参入を進め、外国直接投資の誘致でも魅力的な国となっています。

最近、国内各地では、8月革命の勝利と9月2日の独立74周年を記念する様々な活動が行われ、高揚した雰囲気が溢れています。その楽しい雰囲気の中で人々はホーチミン主席とその多大な功労を思い浮かべます。

74年前の秋にハノイ市内バーディン広場でホーチミン主席が独立宣言を読み上げた姿はベトナム国民の記憶にいつまでも刻まれるでしょう。その時刻以来、ベトナム国民は国家の奴隷ではなく、独立、自由の国の国民となったからです。

独立記念日を祝い、ホーチミン主席を偲ぶことは、ベトナム国民の民族自尊心と愛国心の向上にも役立つといえます。今後も1945年9月2日の独立宣言は、ベトナム国家の建設と発展に寄与する精神的な礎として存在してゆくとしています。

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