近年、ベトナムでの科学技術やインベンション・イノベーション活動は活発に行なわれ、経済社会発展に原動力を作り出しています。科学技術分野における成果は医療、建設、情報通信、銀行、観光、農業などで大幅に応用されています。

科学技術への投資を強化

15日にハノイで行われた国会常務委員会第36回会議で、科学技術省のチュ・ゴク・アイン大臣は「科学技術省は裾野産業、機械機器製造を強化し、各地方の科学技術研究活動への予算支出を増加させることを主張している」と述べると共に「近年、科学技術省は各企業の科学技術の研究、応用、革新活動やインベンション・イノベーションの企業を集中的に支援してきた」と明らかにしました。アイン大臣は次のように語りました。

（テープ）

「各企業での科学技術の移転が支援されています。近年行われた科学技術に関する見本市や展示会で、多くの技術が移転されました。」

農業技術開発に携わる企業への支援を強化

現在、政府は科学技術活動とインベンション・イノベーションに有利な条件を作り出すため、法的枠組みを点検・完備するよう指導しました。これと同時に、科学技術の移転を支援するための具体的な政策を制定し、研究所、大学と各企業との連携を強化し、企業の技術導入能力を向上させます。

農業技術に携わる企業を支援する政策に関して、15日にハノイで行われた国会常務委員会第36回会議で、ブオン・ディン・フエ副首相は「政府は科学技術の発展を経済構造の再構築、及び、経済成長モデルの転換と両立させる戦略を効果的に実施するため、精力的に指導する」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「大手企業が農業分野に投資するため、農地集積を行うと共に協同生産組合と農家、及び、企業との連携を強化します。このような措置の実施により、農業技術に携わる企業を増加させるようになります」

政府はハイテクパークへの投資誘致を強化する他、第4次産業革命に関する国家重点プログラムを集中的に作成します。これと同時に、科学技術分野に携わる人材の育成、国外在留ベトナム人の科学者の誘致、インベンション・イノベーションの開発を行います。