3月13日は第14期国会議員と2016年から2021年期の人民評議会議員への立候補の登録の締切日です。2013年憲法の第27条では、18歳以上の公民は投票、21歳以上は国会と人民評議会への立候補を行なう権利があると規定されています。ベトナム祖国戦線によりますと、第14期国会と2016年~2021年期の人民評議会に立候補する人数はこれまでを上回り、選挙の民主性を示すとしています。
締切日の3日前の10月午前、ハノイ市選挙委員会の受付所は立候補の登録者で込んでいます。ハノイ市内務局のスタッフは登録者や資料提供申請者の案内で忙しいです。
立候補者、多くのチャンスに恵まれる
ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会元副議長のレ・チュエン氏は「2011年、第13期国会議員への立候補に際し、なんらの困難にも直面しなかった」と明らかにするとともに第14期国会議員と人民評議会への立候補者が大勢いることは選挙の民主性を示すとの見方を示し、次のように話しました。
(テープ)
「立候補者が増えていることは社会の進歩と民主性の表れだと思います。立候補者が法律を尊重する一方、選挙担当機関は法律に従って公平かつ民主的に選挙を行なうなら困難がないでしょう。今回、立候補した人々を歓迎します。」
法律の規定に基づき、各機関や組織により推薦された候補者と立候補者は平等に扱われます。候補者名簿にも候補者と立候補者が区別せず、アルファベット順に並べられています。また、有権者との会合は祖国戦線の監視下に置かれました。これにより、立候補者は候補者と平等に競争できた上で多くのチャンスに恵まれるとしています。ハノイ市内の老革命家や定年退職した中・高級幹部の交流の場であるタンロン・クラブのグエン・トゥ・トゥアンさんは次のような見解を述べています。
(テープ)
「協商会議で推薦された候補者と立候補者とも建設的な精神で祖国、国民に対する責任感を持たなければなりません。我々の最終の目標は国を建設、発展させ、国民を奉仕するということです。国民の代表者として慎重に発言、行動しなければなりません。」
国会議の標準を尊重
2011年の第13期国会選挙で22の省と市の立候補者82人から15人が国会議員に選出されました。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグエン・バン・フア副議長は立候補者は国民の代表者としての権利と義務をよく理解する必要があると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「立候補者は厳格な姿勢を整える必要があります。第一、自分が法に従って基準を満たすかどうかを見極めること、第2、選出される場合、公約を実現できるよう尽力すること、第3、推薦された候補者と立候補者とも居住地の規定を守る人でなければならないことです。居住地で手本とならない限り、国民の代表者を務められません。」
国会議員への立候補はベトナムで憲法に規定されている国民のあらゆる権利が実際に施行されることを立証しています。国会議員になるためには、立候補者をはじめ、候補者らは法律に規定される国会議員と人民評議会議員の基準を尊重するとともに道徳と才能を兼ね備えた人でなければなりません。そうして初めて国民の代表者として活躍するのです。