第5月20日から6月8日にかけての第1会期では、人事や多くの重要な課題が決定され、質疑応答が行われ、数十件の法案が審議されました。

人事の決定

第1会期のはじめに、国会は国家主席、国会議長、国会副議長を任命した他、副首相の任命を批准しました。また、2021年から2026年期の公安相も任命されました。これは第1会期の際立った成果であり、全国の有権者をはじめ、国民の注目を集めました。中部トゥアンティエン・フエ省選出のグエン・ティ・シュー国会議員は次のように話しました。

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「人事の任命が成功し、得票率も高かったです。これは国会議員のコンセンサスを明確に示すものです。また、選出、任命された人材は道徳と才能を兼ね備え、指導力が高く、経験に富んだ人です」

今会期では年初からの数カ月の社会経済開発、国家予算の実施状況について討議が行われました。国会議員はマクロ経済の安定化、収支バランスの確保、インフレ抑制、外貨為替市場や必需品の価格の安定化、企業の生産活動の回復、雇用創出の促進、経済開発のボトルネックの解消を目指し、多くの意見を提出しました。

率直な質疑応答

第1会期の注目すべきことは二日半に行われた質疑応答です。質疑応答は資源・環境、商工、会計検査、文化・スポーツ・観光の４つのテーマに集中し、ラジオとテレビでリアルタイムに放送されました。今回、延べ193人の国会議員は発言に立ち、その中で、162人は質問を出し、31人は論争を行いました。4名の大臣と副首相は国会議員が取り上げた問題を基本的に解明しました。北部ナムディン省選出のマイ・ティ・フォン・ホア国会議員は次のように語りました。

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「4名の大臣とチャン・ホン・ハー副首相の答弁を高く評価しました。率直な質問に的確な回答が出されました。質疑応答にはじめて臨んだ資源環境省のダン・クォック・カイン大臣は問題をよく把握し、質問に集中的に回答し、国会議員が提起した問題の解決を目指す多くの措置を提案しました」

さらに、今会期で国会は14件の法案と審査報告について詳細に議論しました。ハノイ市選出のチュオン・スアン・ク議員は次のような見解を述べました。

（テープ）

「国会議員は周到に準備し、責任感を高め、適切な意見を提出しました。これを通じて、国会議員は有権者の願いや実情をよく見極め、適切で効果的な協議を行ったことが分かりました」

今回、CPTPP＝環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定へのイギリスの加盟文書の批准に関する提案書と審査報告が発表されました。国会議員はイギリスの加盟文書の批准はベトナムに多くの利益をもたらすと評価し、今国会でこの文書の批准に賛成しました。

2024年は重要な計画、プログラムを成功させるための重要な年です。第1会期に収められた成果は第15期国会第7回会議全体の成功に基盤を作り出したとしています。