第36回ASEAN首脳会議の成功、ベトナムの威信向上に貢献

(VOVWORLD) - 新型コロナウイルス感染症が世界中で流行している背景の中で、ベトナムは第36回ASEAN首脳会議を成功裏に開催しました。これは主催国ベトナムの臨機応変な調整による結果であり、ASEAN諸国の団結を示すとともに、地域と国際場裏におけるベトナムの威信向上に貢献したものであるとしています。
第36回ASEAN首脳会議の成功、ベトナムの威信向上に貢献 - ảnh 1 フック首相、第36回ASEAN首脳会議でスピーチを発表
ベトナムの主催の下、行われた「結束と主体的適応のASEAN 」をテーマにした第36回ASEAN首脳会議で、加盟諸国の指導者らは一連の問題、中でも新型コロナ収束後の経済回復やパートナー国との協力の強化などについて討議しました。


地域内外のマスメディア、第36回ASEAN首脳会議の成功を伝える

地域内外のマスメディアは相次いで第36回ASEAN首脳会議を伝えてきました。その中で、ASEAN 加盟諸国の指導者らは新型コロナの影響でベトナムに集まることができなかったが、各会議が効果的に行われたと報じました。ASEAN諸国の指導者らは「結束と主体的適応のASEAN・試練を乗り越え、成長を維持するビジョン」や「雇用創出が変化している中での人材開発」に関するASEAN声明を採択しました。

各国の新聞はASEAN2020の議長としてのグエン・スアン・フック首相のスピーチを引用し、「年末までに、ASEAN加盟諸国の政府にとって大きな試練となるのは現状から抜け出すことである」と指摘しました。日本経済新聞社の英字雑誌「NIKKY・アジア・レビュー」は、「ベトナムはASEANの後発加盟国であるが、積極的なメンバーとして、ASEAN内の試練の解決に先頭に立っている。また、ベトナムはベトナム東部海域問題や大国間の貿易紛争など差し迫った問題の協議でけん引役としての役割を果たしてきた」と伝えました。一方、シンガポールに拠点を置くニュース専門テレビ局、チャンネル・ニュース・アジアは「ベトナムは新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している背景の中で第36回ASEAN首脳会議の開催に尽力してきた。ベトナムはこの感染症への対応で模範となっている共にASEAN加盟諸国のこの感染症の予防対策を支援してきた」と高く評価しました。

ベトナムの威信向上

ベトナムは常にASEANの責任感のあるメンバーとして、地域が直面している試練の解決や新型コロナ収束後の成長回復に尽力しています。これまで、ベトナムはASEANの諸活動を確保するため、主体的かつ創造的な行動をとってきました。新型コロナウイルス感染症の流行が1月、地域諸国に波及したことを受け、2月に、グエン・スアン・フック首相はASEAN議長声明を出した他、一連のテレビ会議や討論会が行われ、新型コロナへの対応を目指す地域内外の連携を強化することが狙いです。アメリカや中国、ロシア、EUなど、パートナーとの閣僚級、次官級協議が行われました。

特筆すべきことは第36回ASEAN首脳会議はオンライン形式で開催されたことは新型コロナウイルス感染症が大流行している背景の中でASEANの諸活動の維持を目指すとともに、地域でのASEANの役割を発揮し、パートナーとの連携を継続するためでもあります。ベトナムのアプローチ方法は地域の平和と発展に大きく貢献し、国際社会の支持を受けています。

第36回ASEAN首脳会議の成功はASEAN諸国の団結精神や困難を乗り越え、前進することへの強い政治的意志と公約を再確認しました。また、ASEAN2020議長国であり、地域と国際社会の積極的で責任感あるメンバーとしてのベトナムの努力を立証することでしょう。

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