(VOVWORLD) -今回のサミットの枠内で、インダストリー4・0の主な動き、その影響とベトナムに対する建議、スマートシティー、スマート生産とスマート農業の開発、財政・銀行分野における大きな進歩といった5件の国際シンポジウムの他、インダストリー4・0展示会が開かれています。
12日と13日の両日、ハノイで、「第4次産業革命におけるビジョンと戦略」をテーマにしたインダストリー4・0サミットが開催されています。この出来事はインダストリー4・0に関するベトナムの行動計画と国家戦略を打ち出すためのものです。
今回のサミットの枠内で、インダストリー4・0の主な動き、その影響とベトナムに対する建議、スマートシティー、スマート生産とスマート農業の開発、財政・銀行分野における大きな進歩といった5件の国際シンポジウムの他、インダストリー4・0展示会が開かれています。
インダストリー4・0:民族の繁栄への夢の実現
第4次産業革命が世界で急速に発展していることを前に、ベトナム政府は情報技術の発展を目指す政策と体制の構築、先進的技術の応用と第4次産業革命がもたらすチャンスを活用して、繁栄したベトナム作りを現実に移すことを図っています。「第4次産業革命におけるビジョンと戦略」をテーマにしたインダストリー4・0サミットの開幕に先立って発表を行ったグェン・スアン・フック首相は政府、企業だけでなく、国民も科学技術の応用に関する意識を高める必要があると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「発展途上国であるベトナムが先進国との格差を縮小するため、第4次産業革命がもたらすマイナス影響を阻止しながら、プラス影響を活用するようにどうすればいいかということをよく考えています。世界の科学者、学者、企業は今後も引き続きベトナムを応援するよう希望しています」
第4次産業革命の核心的分野を集中的に発展させる
フック首相によりますと、ベトナム政府はデジタル経済とインテリジェント産業を集中的に構築し、これを経済構造の再構築と経済成長モデル改革の革新的な任務と見なしています。フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「デジタル経済とインテリジェント産業を発展させるための体制や政策の完備に力を入れます。デジタル化に関する国家総合戦略を作成し、それぞれの分野におけるデジタル化計画の基礎とします。行政手続き改革、電子政府の構築、オンラインによる公的サービス提供における情報技術の応用を強化します。足並みがそろえたインフラを整備し、その中で、情報技術と情報インフラはデジタル経済の「インフラのインフラ」という役割を担います。」
第4次産業革命に関して、これまで、ベトナム政府は16号指示を発布しており、その中で、ITのインフラ整備、デジタル産業、スマート農業、スマート観光の開発に関する多くの対策が打ち出されました。これまで、ベトナムは人工知能、ロボット、農業、工業分野へのITの応用など第4次産業革命の先進的技術を応用してきました。
また、ベトナムはスタートアップ生態系を成形しており、第4次産業革命の成果の応用に有利な条件を作り出しています。現在、ベトナムではスタートアップ企業の数は3千社で、第4次産業革命の推進に重要な役割を担っています。