経済社会発展と党建設に向け、国民の信頼強化


先頃、ハノイで開催されていた第11期ベトナム共産党中央委員会第12回総会の閉会式で、グエン・フ・チョン党書記長は演説を行い、「第12回総会の結果は2015年の経済社会発展任務の遂行をはじめ、2016年の経済社会発展計画の作成と実施、また、国の多くの事案の解決に寄与するであろう」と強調しました。 チョン書記長は「党中央委員会は総会決議を採択した」と明らかにしました。


経済社会発展事業の前向きな成果

党中央委員会は「年初からの9ヶ月における経済社会状況は好転を見せ、あらゆる分野で成果を収めてきた」と評価しました。特筆すべきことはGDP=国内総生産の伸び率は目標値を上回り、マクロ経済が安定しているとともに、文化、社会分野は進歩を遂げ、社会安全保障と社会福祉は確保され、国民の生活水準が向上し、行政改革や投資経営環境の改善、労働効率、競争力の向上が進められてきました。


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こうした成果は2015年と、2011年から2015年期の経済社会発展任務に重要な貢献をし、党と国家に対する国民の信頼を固めているということです。チョン書記長は次のように語りました。

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「我が国と地域、ひいては世界の経済社会の動きを客観的かつ全面的に評価するとともに、2015年と2016年での国際条約への加盟と遂行、年末のASEAN経済共同体の構築や新世代の自由貿易協定の締結による多次元の影響を予測する必要があります。また、これらの条約や協定によるチャンスと試練を十分に認識した上で、適切な対応策を用意する方針です。ベトナムと11カ国がTPP=環太平洋経済連携協定の交渉で大筋合意を達成した背景の中で、この方針を貫徹させなければなりません。」

このように語ったチョン書記長は「これまで収めてきた成果により、2016年のGDPの伸び率は2015年を上回る可能性がある」と強調しました。また、2016年の経済社会発展計画を2016年から2020年期の経済社会発展5カ年計画に盛り込むこと、第12回党大会決議の実施に際し、成長の質的な充実、文化・社会の発展、人づくりを重視することを求めています。


周到に準備された人事問題

チョン書記長によりますと、人事小委員会と政治局は第12期党中央委員会の人事作業や第6回党大会からこれまでの政治局、書記局の人事と主要なポストに関する報告、また、第12回党大会までの政治局、書記局の人事と主要なポストの準備を周到に行なってきました。

チョン書記長は次のように強調しています。

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「2回にわたり行なわれてきた人事の推薦を基礎に、党中央委員会は第12期党中央委員会の人事異動と新規採用を客観的かつ全面的に検討した他、人事選出計画案や報告に様々な意見を提出しました。党中央委員会は政治局の報告案に賛成し、第12期政治局員、書記局員の再選に関する特別な基準、及び、党書記長、国家主席、首相、国会議長に関する具体的な基準を討議しました。」

さらに、チョン書記長は第14期国会議員と2016年から2021年期の各レベルの人民評議会選挙に対する各レベルの党委員会の役割を発揮させることの必要性を強調すると同時に、党中央委員会第12回総会決議を精力的に実施することは2015年の経済社会発展任務の完遂と2016年の経済社会発展計画の作成、第12回党大会、及び第14期国会の選出の成功に寄与するとの見解を示しました。


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