(VOVWORLD) -この活動は、非営利団体アクションエイドベトナム事務所、及び、ビンタン区人民委員会間の「ビンタン区に住む全ての子供が幼稚園に入園できるチャンスを作る」という協力プロジェクトの枠内であり、ベトナムと韓国の友好関係の強化に寄与することが狙いです。
写真:『dau tu』紙 |
先ごろ、ホーチミン市で、韓国のキョ・ウォングループとチャイルド・ファンド・コリアの36人のボランティア、及び、ビンタン区のカムトウ幼稚園の子どもたちによるボランティア活動が行われました。この活動は、非営利団体アクションエイドベトナム事務所、及び、ビンタン区人民委員会間の「ビンタン区に住む全ての子供が幼稚園に入園できるチャンスを作る」という協力プロジェクトの枠内であり、ベトナムと韓国の友好関係の強化に寄与することが狙いです。
教育を受けることは、それぞれの子どもの基本的な権利です。しかし、アクションエイドベトナム事務所や、ベトナム社会福祉補助基金、ビンタン区人民委員会が2018年に行った調査の結果によりますと、ビンタン区に住んでいる33%の世帯は、学校までの距離が長いとか、教室不足、学費で悩んでいることなどにより、子どもが幼稚園に入学することができていないということが分かりました。
キョ・ウォングループとチャイルド・ファンド・コリアのボランティアたちは、ビンタン区で幼稚園の建設や、現地の子どもとの文化交流などの活動を行いました。例えば、カムトウ幼稚園の壁飾り、清掃、玩具や教具作り、英語版教科書をベトナム語に翻訳することなどです。この際に、キョ・ウォングループは、カムトウ幼稚園に600冊の教科書を手渡しました。
このボランティア活動の意義について、同グループの担当者チャン・ペン・スン氏は「キョ・ウォングループは、すべての子供たちが公平な教育を受けられ、優れた人材になるように、教育活動や社会福祉活動などを行っている。そこで、私たちは、子どもへの教育プログラムを通して、ボランティア活動や幼稚園に関わるプロジェクトを実現している」と明らかにしました。
アクションエイドベトナム事務所のホアン・フォン・タオ所長によりますと、今回のボランティア活動は、ビンタン区に住む恵まれない家庭と生活困難を分かち合うと共に、子どもたちにより健全な学習環境を与えることが狙いです。アクションエイドベトナム事務所は、今後も、全国各地で同様の活動を実現していく方針です。