選挙結果を公表する式典

既にお伝えしましたように、去る5月22日に、第14期国会と2016～2021年期の各レベルの人民評議会議員選挙が行われました。選挙結果によりますと、投票率99,35％で、最近の各期選挙と比べ最高となりました。また、これは、若者と大学卒業者の当選者数は前期より高いということです。この結果は全国の有権者の正しい選出を示しています。国家選挙評議会事務局のグェン・ハイン・フック局長は「今回の選挙の最も重要な勝利は民主的かつ公開で明白さを示したことである。」と明らかにしました。

民主的かつ公開して明白性を確保

実際、今回の選挙では、候補者の選択、候補者が住んでいる居住地における有権者の意見集約、協商会議などは民主的かつ公開、明白、公平に行われました。候補者の選挙運動も公平的かつ民主で、公開的に実現されました。

ベトナムの国会と人民評議会議員選挙法に基づき、今回の選挙では、候補者本人、候補者を推薦した機関、団体、組織が開票作業を監視することができるとしています。また、新聞記者たちも開票作業を参観することが出来ました。これは、国会と各レベル人民評議会議員選挙の民主的かつ公開で明白さを確保するための重要な前進となりました。

有権者の選択を尊重

第14期国会と2016～2021年期の各レベルの人民評議会議員選挙では、21名の非党員が国会議員に当選しました。この結果は、有権者の選択、意志、及び願望を反映しています。というのは、国会と人民評議会議員選挙法に基づき、有権者には、国家の最高権力機関に自らの代表者を選出する権利があるからです。誰を選出するか否かは有権者次第です。このことについて、国家選挙評議会事務局のグェン・ハイン・フック局長は「国会の民主主義を確保する最重要な要素は、立法、監視、及び国の重要な問題を決定することなど国会の全ての活動を民主的かつ公開で明白に示すということである。第13期国会は、このことを良好に実現したことから、第14期国会は引き続き良好になるはずだ。」と強調しました。

一方、第14期国会に立候補した2人が当選したことは、有権者の選択でもありました。ベトナム憲法の第27条は「ベトナムの18歳以上の市民は投票する権利があり、21歳以上の人は国会と人民評議会に立候補する権利がある。」と規定しています。また、選挙法は、国会と各レベル人民評議会議員選挙への市民の立候補に最も有利な条件を作り出しています。多くの国々と同じように、選挙名簿に登録できるようにする為に、全ての候補者は選挙に関する協商会議に参加しなければなりません。ベトナムの場合は、これらの協商会議は祖国戦線の主宰により行われます。その会議で、有権者はその候補者に意見を提出したり、投票で選出することになりました。選挙運動も公開的かつ、平等で国民の監視の下で開催されました。有権者は、投票を通して、国会と各レベル人民評議会に道徳と才能を兼ね備えた人物を選出したのです。

第14期国会と2016～2021年期の各レベルの人民評議会議員選挙は、全体的にみた成功したと言えるでしょう。